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澁澤龍彦・責任編集(創刊号〜第3号)
「血と薔薇」

創刊号 第2号 第3号 第4号
雑誌「血と薔薇」について
血と薔薇宣言
創刊号〜第3号と第4号の違い
入手について
おことわり


創刊号表紙 (23cm×18cm)
血と薔薇・創刊号表紙 血と薔薇創刊号
LE SANG ET LA ROSE     

エロティシズムと残酷の綜合研究誌

澁澤龍彦 責任編集

1968年11月1日発行 
天声出版


                  
                         
創刊号コンテンツ


第2号表紙 (23cm×18cm)
血と薔薇・第2号表紙 血と薔薇第2号
LE SANG ET LA ROSE     

エロティシズムと残酷の綜合研究誌

澁澤龍彦 責任編集

1969年1月1日発行 
天声出版


                  
                         
第2号コンテンツ


第3号表紙 (23cm×18cm)
血と薔薇・第3号表紙 血と薔薇第3号
LE SANG ET LA ROSE     

エロティシズムと残酷の綜合研究誌

澁澤龍彦 責任編集

1969年3月1日発行 
天声出版


                  
                         
第3号コンテンツ


第4号表紙 (23cm×18cm)
血と薔薇・第4号表紙 血と薔薇第4号
LE SANG ET LA ROSE     

エロティシズムと衝撃の綜合研究誌

編集
平岡正明
田辺 肇
小笠原顕子

1969年6月1日発行 
天声出版

                  
                         
第4号コンテンツ


雑誌「血と薔薇」について
「エロティシズムと残酷の綜合研究誌」と銘打たれた澁澤龍彦責任編集(*)の澁澤色の濃い高級雑誌(**)。
表紙をひらくと、いきなり「男の死」と題して、三島由紀夫が聖セバスチャンになりきった写真(***)があらわれる。男たちの写真の次にくるのは「血と薔薇」宣言(****)、そして三島由紀夫、稲垣足穂、埴谷雄高、吉行淳之介…といった相当たるメンバーのエッセイが続く。「血と薔薇コレクション」としてポール・デルヴォーの絵画、吸血鬼特集では種村季弘、苦痛と快楽特集では澁澤自身が文章を書いている。他にも男色について、オナニー機械というテーマでのアート競演、フォト・エッセイ、武智鉄二、加藤郁乎の小説、そしてマンディアルグが匿名で書いた文学的ポルノグラフィー(by澁澤)「城の中のイギリス人」の初訳(*****)も…!
詳細はコンテンツをどうぞ。
*澁澤責任編集は1〜3号まで。4号は評論家、平岡正明氏による。澁澤が手を引いた理由は、出版社の原稿料未払いであるといわれている。
**昭和40年代に千円。当時では破格の高値。
***ここに掲載された写真をふくめ、40点がおさめられた三島「男の死」写真集は、カメラ篠山紀信、装丁横尾忠則、文章澁澤龍彦で、薔薇十字社より昭和47年に発売される予定だったが、何らかの理由で発売されなかった。
****シュルレアリスム宣言を意識していたのだろうか。
*****訳者は澁澤。三島由紀夫はこの作品を読むのを楽しみにしていたが、全訳される前に亡くなってしまった。三島の死にうちひしがれた澁澤はその後、訳する気がうせたと言っていたが、1981年に白水社から澁澤全訳本が刊行された。
血と薔薇宣言


創刊号〜第3号と第4号の違い
「血と薔薇」各号の違い 創刊号〜第3号 第4号
編集 澁澤龍彦 平岡正明・田辺肇・小笠原顕子
サブタイトル エロティシズムと残酷の綜合研究誌 エロティシズムと衝撃の綜合研究誌
背表紙 背表紙1〜3 背表紙4
※ 内容については各コンテンツをご覧ください
入手について
澁澤龍彦没後13年目にして、幻の雑誌「血と薔薇」創刊号と出会うことができた。幻といっても、「手に入れた」「持っている」という声が、ここ数年わたしの周りで聞こえていたものだから、幻だって現実になる…と、自らを励ましていた。そんなとき、ネット古本屋さんを営む田中さん(当サイトで「マンガの達人が選ぶ怖いマンガ」を書いてくださっている)から、大阪郊外の小さな古書店で「血と薔薇」らしき雑誌を見かけたという情報を得て直行。市場に出回っている相場よりかなり安い価格で手に入れることができた。

第2号、第3号は、青猫さんOさんの情報により、ネット古書店で入手。

第4号は、大阪で開催された古本市にて入手。

※ ご協力いただきました皆さま、どうもありがとうございました。


おことわり


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