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ホドロフスキーのポートレイト アレハンドロ・ホドロフスキー
アレハンドロ・ホドロフスキー
1930年チリ生まれ
WORKS  REVIEW  FREE TALK  PROFILE  DIRECTOR
 
★は個人的評価です

WORKS
1967 ファンドとリス 監督・出演 ★★★★
出演:セルジオ・クレイネル、ダイアナ・マリスカル
実質的初監督作品。フェルナンド・アラバールの戯曲を基にした不条理ラブストーリー。公開当時はブーイングの嵐だったというが(障害者差別、DVをイメージさせるからだろうか)、フェリーニやブニュエルに通じる寓話として鑑賞すべき作品。
1969 エル・トポ
監督・脚本・音楽・出演 ★★★★★
出演:アレハンドロ・ホドロフスキー、ロバート・ジョン、マーラ・ロレンツォ、ブロンティス・ホドロフスキー
エル・トポ(もぐら)と呼ばれる一人の男が、哲学者、自然主義者、聖人らを撃ち殺しながら、荒野を血で染めていく。20年後、彼は僧侶として再生。地底生活を余儀なくされているフリークス集団を目の当たりにして…。
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1973 ホーリー・マウンテン 監督・脚本・音楽・出演 ★★★★★
出演:アレハンドロ・ホドロフスキー、ホラシオ・サリナス、ラモナ・サンダース、アリエル・ドンバール
砂漠に磔にされていた一人の男が奇形の男に救われ、街に出てさまよううち、空高くそびえ立つ奇妙な塔にたどりつく。中には超人的な力を持った錬金術師がいた。9人の男女は、その錬金術師に率いられ、不老不死の賢者が住むという聖なる山「ホーリー・マウンテン」に向かうことになる。圧倒的な映像美。ラストはフェリーニを連想した。
1978 Tusk(未) 監督
1989 サンタ・サングレ
(聖なる血)
監督・脚本 ★★★★★
出演:アクセル・ホドロフスキー、ブランカ・グエッラ、ガイ・ストックウェル、セルマ・ティゾー、サブリナ・デニソン
ホドロフスキー、カルト映画ファンの間では、「エル・トポ」「ホーリー・マウンテン」と比べて「わかりやすくて物足りない」という意見が多いようだが、個人的には怪奇と幻想全作品の頂点に位置する作品の一つ。
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1990 The Rainbow Thief(未) 監督
1990 Abelcain(未) 監督

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REVIEW
エル・トポ
サンタ・サングレ(聖なる血)



FREE TALK
ホドロフスキーの愉しみ

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PROFILE
映画監督、作家、舞台演出家、そして音楽家でもあるホドロフスキーは、1930年2月7日、ロシア系ユダヤ人としてチリのボリビア国境近くイクイクアに生まれた。
父親は雑貨商を営み(サーカスの役者という説もあり)、母はオペラ歌手、祖母はロシアのバレエダンサーだった。
1942年12の時、サンチアゴに移り、サンチアゴ大学で主に心理学と哲学を専攻する。
ある時、マルセル・カルネの「天井桟敷の人々」に感動した彼は、サーカスでパントマイムや人形劇をやるようになり、2年間で大学をやめてしまう。
ピエロ、マリオネットマイムのショー編集などを経て、1953年渡仏。放浪生活を送る。そんな中で、マルセル・マルソーと知り合った6年間は「The mask」「The cage」という戯曲を共著し、モーリス・シュバリエの芝居を演出した。
パリでの学生時代にトーマス・マン原作で実験映画を一本撮り、ジャン・コクトーに絶賛されたこともある。
1967年メキシコに移り、作家、映画監督としてデピュー。監督第2作の「エル・トポ」により、国際的な地位を築いた。「エル・トポ」は今日でも最も重要なカルト・ムービーの1本と評価されている。
1973年には、最高傑作とされる「ホーリー・マウンテン」を製作。
1975年、ミッシェル・シドーのプロデュースによりフランク・ハーバートの「デューン」をスタート。イギリスの画家クリス・フォスやジャン"モーピス"ジェラルド、H.R.ギーガーなどのデザイナー、ダン・オバノンを特殊効果のスーパーバイザーに、サルパドール・ダリの特別出演もかなったところで、金銭面の問題からプロジェクトが崩壊。
1980年にはインドを舞台にした「TUSK」を発表。
この間、ホドロフスキーは、フランス・コミックスのメビウス、ジョルジュ・ペスなどの原作者としても活躍。中でもメピウスと共作の「ジョン・ディフィールの冒険」は有名で、製作中止になった「デューン」のシナリオにも一部流用された。
また「O嬢の物語」の制作依頼を、「商業的なものは私にはつくれない」との理由で断っている。世界各国を転々としており、プロデューサー泣かせの映画作りで有名。彼の息子たち(Brontis, Adan, Axel)も作品に出演している。
「サンタ・サングレ」後の活動についての詳細は不明。

(このプロフィールは、「サンタ・サングレ」の劇場用パンフレットと「エル・トポ」のレビューを書いてくださったQ兄さんからの情報を元に作成しています)

参考文献「夜想」(フィルム・オブ・セッション)


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