1794. フリスク・タブロイド コーキ・スズモト 2006/09/21 (木) 22:36
おお、賑やかに盛り上がって来ましたね。ミクシィに負けるなって感じです。
「ウィッカーマン」のリメイクを知り、一度目は噴飯し、ニコラス・ケイジー主演と聞き、二度目にはブーイングしそうになりました(笑)。ここは勇気を出して「ミス・キャストでは?」と言いたくなりました。悪い予感がするな・・・。 思えば、このオリジナル版って、変種のフェリーニ映画っていうか、奇形の「サテリコン」って感じですよね。あのクライマックスなんて特に・・・。
「Murder
A La
Mod」は知らなくって当然のような作品であります。アメリカでもすぐに打ち切りになったようですし。製作した会社が潰れて、それが理由なのか、ソフト化が遅れておりました。 思えばこれで全デ・パーマ作品がソフト化されたということみたいです。ファンとしては嬉しい。
DVDバブルは一段落どころか、まだまだ加速がつきそうで、あっと驚くサプライズが続きそうな予感がしております。
「ブラック・ダリア」は期待してます。監督はデ・パーマだし、原作はエルロイだし、どっちも大ファンなので。でも小説版はサスペンスと言うよりも、人間ドラマだったので、デ・パーマの作風とは合わないような気がして、ちよっと不安もあったりして・・・。 エルロイの作品では「アメリカン・タブロイド」が凄くって・・・ってサイトの趣旨から離れるので、やめておきます(笑
小説では、デニス・クーパーって人の「フリスク」ってのを読んで、飛び上がるくらいに狂喜してしまいました。これが面白いんですよー。 ゲイの青年の半生が描かれるんですけど、その語り口が素晴らしくって。グラフィティー風になったかと思えば、ドキュメンタリー風になったり、妄想ドラマになったりとか。映像ボキャブラリーならぬ、文体ボキャブラリーとでも言えばいいんでしょうか。圧倒されて読み終えました。 サイトの趣旨とピッタリなので、どうか取り上げてやって下さいませ。 ・・・と最期は出版社の回し者みたいになってしまいました(笑
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