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(2001.10.1.)〜(2001.10.31.)


文様の謎 投稿者:青猫  投稿日:10月 1日(月)02時14分58秒

こんばんは〜。
「蛭子」扉絵の謎、読みました! 葉月さんの解釈の部分がまた面白かったです。^^(いままで“WANTED”だったことも、扉絵に描かれてた文様にも気付かず。如何にものが見えてないか〜。;;;)

>「安摩(あま)」の舞に用いられる「雑面(ぞうめん)」
もうご存知かもしれませんが、岡野玲子さんの『陰陽師』10巻はこの舞がメインとなって取り上げられてました。安摩の舞も興味深いですが、この面の文様も、きっといろいろ意味が込められたものなのでしょうねぇ。なんだかその辺も気になってきたりして。
↓10巻の表紙です。雑面被ってます。
http://www.s-book.com/plsql/sbc_book?isbn=4592132203

それにしても山岸さんの作品、扉絵といいタイトルといい、不思議ですね。なぜタイトルが「蛭子」であるかというのも、確か以前ねばさんのサイトで話題になってて、それもまた興味深かったような。

>「テナント」
JAPANの曲〜!もしかして、アンニュイなピアノっぽい曲でしたか・・・?(Sylvianの来日公演行きま〜す)
映画、ますます面白そうです。
葉月さんOさん、情報ありがとうございます。^^

PS. 葉月さん、ビデオもうちょっとお待ちになってくださいね〜。

Methods Of Dance 投稿者:O  投稿日:10月 7日(日)19時30分03秒

葉月さん、みなさん、こんばんは。

葉月さん、Weird Draconia の更新愉しみにしています。

ねこまたさん

お元気ですか。
ねこまたさんの吸血鬼。是非、拝見したいですね。ちゅるちゅるどきどき。
イギリスまで、観に行きたいところなんですが、ちょっと、ね。
日本へ凱旋公演というわけにはまいりませんでしょうかね。
まあ。いずれの愉しみです。
お芝居、頑張ってくださいね。

関係ないのですけれども。
つい最近、フランスのテアトル・デュ・ソレイユという劇団が来日していました。
見逃してしまったのですが、おもしろかったらしいです。

素天堂さん

『暗い鏡の中に』はおもしろいのですか。
たまにタイトルを耳にするのですが、値がはるようでなかなか手が出ません。
ロバート・シオドマクは興味のある監督です。
『らせん階段』はつまらなくなかったけれどくらいの感じですが
この監督の『Cobra Woman』は長年観たいと切望している作品のひとつ。
葉月さんも仰っているけれども"建築幻想"という視点、興味深いです。

葉月さん

『ゴダールの映画史』DVDも出るようですね。高いらしいけれども。
引用。確かに知っていると、より愉しめることもありますね。
ご存知かもわかりませんが↓で『映画史』が触れている作品の一覧があります。
http://www.bowjapan.com/histoire/list/index.html
話かわりますが『気狂いピエロ』のランボーは小林秀雄でしたよね。
正確さには欠くとの評もどこかで見掛けたことがありますが
それでも、自分は小林ランボーでないとしっくりきません。
澁澤サドと一緒です。
「蛭子」扉絵の謎。おもしろいですね。
そもそも漫画の方を読んでいないのでStoryを読ませていただいたのですが
美少年の名前「春洋」と安摩の舞いとから折口信夫を連想しました。
折口信夫が特別に可愛がって養子にした弟子の名が「春洋」だったと思います。
また直接関係ないと思うのですが『翁の発生』で"もどき"や"二の舞い"などの
概念を説いていたような、なんとなく、おぼろに憶えがあります。
いま手許にないので、ちゃんと読みこめていないし、適当に言っていますが、
折口信夫の芸能史や民俗学関連の著作になにか負っているかも。

Q兄さん

ついにオープンですね。いまさらかもわかりませんが。
あとでたっぷり。むふ。です。

青猫さん

『陰陽師』、4、5巻めくらいで止まっていたのですが
先日、つづきをまとめて読み出しました。
最近の展開はおもしろいですね。ちょっとちゃんと読もうかと思ってしまいました。

更新しました〜 投稿者:葉月  投稿日:10月 9日(火)01時43分07秒

皆さん、こんばんは。空爆がはじまってしまいましたね。ああ、なんか他に方法がなかったのでしょうか…一般市民の犠牲がでませんように願います…

さて、ここのところ更新作業をしておりました。ホラーグッズ(すいません(^^;))とドラコニアに「血と薔薇」第3号の詳細をアップしましたのでヨロシクお願いしま〜す。

ねこまたさん>
舞楽・雅楽の世界って私も全然知らなかったんだけど、けっこうおもしろいです。大阪が誇る(?)という四天王寺聖霊会のHPがありますので写真だけでも見てみて。外国の方も珍しいと思いますよ。

http://www.sanynet.ne.jp/~ja3ocb/gagaku/gagaku/gagaku.htm

>>あのホームズ役の役作りに取り組みすぎたために躁鬱病

え〜そうなんですか〜?かわいそうです(;-;)渥美清の寅さんみたいなものかな。(ちょっと違うか?)はまり役というのは観客は嬉しいけれども当人は大変なんですね。(あ、でも「水戸黄門」を石坂浩二がやっているのは許せなかったりして(^^;))

狂牛病についてのサイトの紹介もありがとうございました〜。やみくもに怖がらないようにと書いてありましたが、やはり安全性が確認されるまで進んで食したくないです(^^;)ずっと気にしていたので、ピカソ描くミノタウロスみたいな夢をみてしまいました(T-T)

Q兄さん>
「FREAKS ART GALLERY」オープンおめでとうございます(^o^)
サンコ様、フジエダ様の作品が印象深く残りました。アート感覚ばつぐん、絵心のある方がホントにうらやましいです〜!

青猫さん>
あらら!「陰陽師」10の表紙が雑面とは!おどろきです!「陰陽師」は友人に借りて9巻までは読んでいたのですが(「ファンシィ・ダンス」は持ってるんです(笑))、書店などで見逃していたのですね。貴重な情報をありがとうございましたm(^^)m「千と千尋〜」といい、ここにきて雑面がブームになったりして(?)

Sylvianの来日公演の感想もよかったら教えてくださいね〜。

ビデオもうすぐ発送できます。私は全然急がないのでゆっくりしてくださいね(^^)

Oさん>
「血と薔薇」情報いつもありがとうございますm(^^)mやっと第3号まできました!

>>"建築幻想"
建築物が主役みたいな幻想映画けっこうありますよね。建築物で恐怖をかもす怪奇映画って好きです。

ゴダールの映画史のHP、ありがとうございます!とても嬉しいサイトですね。こちらを見てから再見したいです〜。

>>折口信夫が特別に可愛がって養子にした弟子の名が「春洋」だったと思います。

あ、そうでしたね。連想があったのかもしれませんね。映画やマンガを読んでいると、文学からの連想がけっこうあったりして楽しいです。山岸ページでWANTEDしている「星の素白き花束の…」というタイトルがランボーか誰かの詩の一節かもしれないのですが、まだたどりついていません。Oさん、皆さん、ご存知の方おられますでしょうか?

http://homepage2.nifty.com/weird~/titobara.htm

タリオーニの足型 投稿者:素天堂  投稿日:10月11日(木)05時36分03秒

葉月さま みなさま

おはようございます。かな? こんばんは。かな?
またまたご無沙汰です。
「血と薔薇」コーナー完結おめでとうございます。
素天堂の悪い癖で、持っているときはそれに満足してしまい、開きもしないでおきながら、いざ手放すとその本が恋しくなると言う症状を、まさにぶり返させてくれる見事な構成ですね。 
あの雑誌のおかげで著作では見えない“ドラコニア”の広がりを知らされ、塚本邦雄や加藤郁乎などの素晴らしい世界を垣間見ることができたのは、ほんとうにしあわせでした。
第4号は、別の意味で興味深いものがありますが“ドラコニア”には直接関係ないと思います。

この間仕事を抜け出して、銀座松屋の「オペラと美しき女性たち」展を覗いてきました。オペラ衣装の復元展示と言うことで、あまり期待していなかったのですが、オペラ以前のフィレンツェの職人風俗の展示や、名画の美女たちの衣装の復元が結構ボリュームがあって見応えがありました。
その最後のコーナーでオペラとバレーの小さなコーナーがあって、19世紀の舞姫“マリー・タリオーニ”の足形がひっそりと展示されておりました。
その小さくてか細い足形はいかにも「空気の精」に似つかわしい儚げなものでした。
関西方面でも展示されるそうなので、興味をお持ちの方はどうぞ。
Oさん、
いつもありがとうございます。
「暗い鏡の中に」の件ですが、紋切り型の紹介をするなら「たたり」の時に申し上げたとおり思春期の少女をめぐる、「ニューロティック・スリラー」の典型的な作品だと思います。が、どうしてもというほどおすすめしません。
最近の絶版本の高騰にはあまり感心できませんが、再版に期待ができない以上あたらしい需要が古書に向かうのはやむを得ないのかもしれませんね。
Oさんが古書価が高いと思うのなら内容はその程度なのではないでしょうか。

はじめまして 投稿者:しおり  投稿日:10月14日(日)00時25分57秒

葉月様、皆様、はじめまして。
澁澤関連でたどりつきました。私好みのコンテンツが満載で大ファンになりました。
「血と薔薇」は手に取ったことも書影を見たこともないので、こちらで拝見できてとっても感動しています!ホントに欲しくなってしまいます。やはり高いのでしょうね…?大体の価格をおしえていただけますか?

素天堂様>
タリオーニの足型って見てみたいです。たしか山岸凉子先生の「アラベスク」にチラッとエピソードが出てきたような。私はバレエ・リュス展でニジンスキーの衣装を見て感動しました。本で写真を眺めるのもおもしろいですが、実物を目の当たりにするとふるえがきてしまいますね。

それでは。カメな私ですが、よろしくお願いいたします。

薔薇の精 投稿者:ねば  投稿日:10月14日(日)09時54分33秒

♪ちゃんちゃんちゃらら ちゃんちゃららららららららら(舞踏への勧誘のつもり)

>しおりさん
はじめまして。私もバレエ・リュス展行きました!
山岸さんの「牧神の午後」で出てきたポーズが載ってる資料がたくさんあって、
興味深かったですね。

薔薇の精の衣装だったと思うけど、タイツに穴があいていて、妙にリアリティを感じました。
この頃って、化学繊維ってあったんだろうか?
というのも収縮性や衣装のはり(形を保つという意味での)、耐久性などなど、
天然素材はやはりちょっと劣るんではないだろうか。
現今のバレエ衣装はどうみても化学繊維ですよね。

タリオーニのトウ姿は、先がとがっていて点で地面と接していますよね。
ですので、現在のポアントのようにずっとトウで踊るというわけではなく、
一瞬だけトウで立って踊ったのではないかということをアラベスクを初めて
読んでから数十年たって知りました。

#山岸さんの「蛭子」の冒頭、「どろろ」の百鬼丸を思い出す・・^_^;

ちゃんちゃらるるるる♪ 投稿者:O  投稿日:10月16日(火)23時30分00秒

葉月さん、みなさん、こんばんは。

葉月さん
詩の一節。ちと思いあたりません。
ランボオではないような気もしますがなんともかんとも。役に立てずにごめんなさい。
なにか、ぱっと、閃いたら。またご報告しますので悪しからず。

素天堂さん
おっしゃるとおりですね。
じぶんは狡いので、なんかね。書物の価値を認めてもお財布の口は緩みません。
書物は欲するひとの手にあるのがしあわせですよね。要はタイミング。
やがて巡り合う日をたのしみに待ちます。と思っています。

と。
みなさんに、ひとつお訊きしたいのですが。
『古事記』に「ツクヨミ」ってでてきますよね。アマテラスやスサノオの兄弟姉妹。
ツクヨミには、ほかの二柱の神さまのような際立ったエピソードってありましたっけ?
どうにも思い出せないのですが、生憎手許に『古事記』がなくって。
ご存知の方いらしたら、是非ご教示ください。
葉月さん、勝手にごめんなさい。この場の主旨にそぐわなかったら御勘弁を。

ニジンスキー  投稿者:素天堂  投稿日:10月19日(金)11時00分57秒

葉月さま みなさま

みなさんの素晴らしいご返事、本当にうれしいです。タリオーニの足形から、ニジンスキーへ……理想の話題進行ですね。
西武美術館の「バレエ・リュス展」素天堂も行きましたよ。大量の資料の洪水に圧倒されてしまいましたが。
ニジンスキーは素天堂にとって眷恋のひとであり、ハーバート・ロスの「ニジンスキー」で、
ホルヘ・デ・ラ・ペーニャ扮する「薔薇の精」が、画面一杯に跳躍したときは、思わず涙ぐんでしまったほどです。
楽屋に戻ったニジンスキーに衣装係のおばちゃんが、薔薇の精の衣装から花をもぎ取る、ミーハー姉ちゃんたちをおこっていました。
その時にできた穴かもしれませんね。
ヴィスコンティが映画化を望みながら果たせずになくなったのは残念ですが、ロスの演出も当時のバレエ・リュスを丹念に再現しており、
そんなに悪いものではありませんでした。

Oさん
待っていれば、自分の探している本にきっと巡り会えると思います。素天堂の古本人生からも間違いありません。
忘れないことですね。えらそうなことばかり言ってすみません。

それから、ツクヨミの件ですが、手抜きで申し訳ないのですが、大百科からのデータかいつまんでお送りします。

月弓(つくゆみ)尊,月の神とも呼ばれる。名義は農耕,漁猟の暦をつかさどるため月齢をかぞえる神,
転じて単に月の神の意。
夜の食国(おすくに),あるいは海原を治めるという。《日本書紀》にはイザナキ,イザナミ両神からの胎生,
あるいは白銅鏡(ますみのかがみ)(真澄鏡)からの化生の伝えもある。
また食物神である保食(うけもち)神を殺害してアマテラスを怒らせ,日月が昼と夜に離れ住む因を作ったとの伝えもある。以上です。

月読 投稿者:ねば  投稿日:10月19日(金)23時03分25秒

>Oさん
Oさんは、マンガ、お読みになりますか?
もし嫌いじゃないなら、そして山岸凉子というマンガ家をご存じでしたら、
文春文庫から「月読」というマンガ文庫が出てますので、機会があったらどうぞ。

これは、すごい。まさに山岸凉子の前になし、後になしのシーンの続出です。
私は、私的にこの「月読」は山岸マンガで一つの頂点を築いてると思ってます。
スサノオのキャラにはびっくりした。
馬の生皮のシーンもすごいけど、保食神のお小水は・・・いや、まあ、その・・・

神話リンクで、山岸さんの描いたホムチワケ(字がわからん・・本牟智和気??)
もちょっとすごかった。山岸不倫マンガの頂点だと思う。
アケタツ(曙立だっけ?)の「何も教えないからおもしろいんじゃありませんか。」ってセリフ、
女性が思いつくセリフなのかな〜

タリオーニ、パゾリーニ? 投稿者:葉月  投稿日:10月20日(土)00時36分30秒

皆さん、こんばんは(^^)
ずっと工事中だった映画監督のページ、ようやく形になってきました(^^;)パゾリーニの「ソドムの市」についてのレビューは、これから観るであろう青猫さん、ビデオをお貸ししたカミラさん、吐きそうになった(笑)というレンさんに読んでいただければなぁと思います(^^)ポランスキーについても書きたいことが山ほどあるのですが、なかなか更新できなくて申し訳ないです〜。5監督作品のどれでも、レビューを書いていただける方、いらっしゃいませんでしょうか〜?

素天堂さん>
「血と薔薇」また蒐集なさいますか?ご自分が売られたモノが再び手元に帰ってきたりして(笑)
タリオーニの足型見てみたいです〜。バレエ・リュス展は私も行きました。レオン・バクストの「牧神の午後」衣装スケッチが美しくて印象に残ってます。ハーバート・ロス監督の「ニジンスキー」よかったですね。「薔薇の精」すてきでした。バレエには疎いのですが、テニスのバレエみたいなのも斬新だと思いました。ヴィスコンティが撮っていたらどうなっていたのでしょうね。主役は…想像するだけでふるえがきます。

しおりさん>
はじめまして。書き込みありがとうございますm(^^)m
「血と薔薇」の価格、いろいろだと思うのですが、私はかなり安くで手に入れました(関西人ですから(笑))。1冊5千円前後です。でも折れや汚れがあります。ネットで出ているのはセット販売が多いのですが、1冊1万円前後でしょうか。私はここで探しました。検索してみてはいかがでしょうか?

http://www.kosho.or.jp/kosho/user/index.asp

ねばさん>
山岸凉子さんの「牧神の午後」を読んでからバレエ・リュス展に行くと3倍楽しめますよね。「薔薇の精」の衣装の前では、薔薇を縫い付けるときに顔をしかめた山岸ニジンスキーの表情が浮かびました。パリ・オペラ座バレエのシャルル・ジュードの「牧神の午後」をビデオで観たのですが、山岸ニジンスキーの自慰シーンが頭から離れなくて(^^;)

「月読」の月之男いいですね〜ああいうネクラっぽさ、好みです(*^^*)須佐之男命はジャニーズ系かな。
ところで、ねばさんは「星の素白き花束の…」の出所をご存知でしょうか?

Oさん>
「ランボオ」と書くほうがキレイですね。ランボーってスタローンみたい(^^;)山岸凉子さんのアシスタントさんの友人から、何らかの詩集から引用…という情報だけ得たのですが。いや〜原典探しも難しいほどおもしろいもんです(^^)ぼちぼちと情報収集いたします。いつもご協力ありがとうございますm(^^)m

>>ツクヨミには、ほかの二柱の神さまのような際立ったエピソードってありましたっけ?
当サイト山岸神話のページに「月読」のエピソードをちょこっと載せています。やはり保食神とのエピソードが有名みたいですよ(^^;)

http://homepage2.nifty.com/weird~/tukuyomi.htm

http://homepage2.nifty.com/weird~/director.htm

さむくなりましたね 投稿者:O  投稿日:10月20日(土)22時05分56秒
 

葉月さん、みなさん、こんばんは。
ツクヨミの件、ありがとうございます。

素天堂さん

はい。気長に待ちます。
長生きするつもりなのでいつかひょっこり手に入るでしょう。
ツクヨミの説話は、『古事記』にばかり気を取られていましたが
『日本書紀』も読み返さないとかもですね。

ねばさん

山岸涼子は、深く読んでいるわけではありませんが
とてもすきな漫画家です。
ねばさんの書込み読ませていただくと、
『月読』。これはもう必読ですね。
ホムチワケっていうとシェークスピアの『ハムレット』と
同じ題材に拠った説話だという論旨の
偽書があると聞いたことがあります。

葉月さん

映画監督のページ、愉しませてもらいました。
『ソドムの市』についてのレビュー。力作ですね。
久方ぶりに再見したくなっちゃいました。
東京では、もうすぐ「イタリア映画大回顧」という催しがはじまります。
http://www.asahi.com/event/italia/cineteca/
見逃せないプログラムも多いのですが、
なぜかパゾリーニ作品はないようです。なぜだろう。
「月読」のエピソード。
うっかりしておりました。灯台下暗しですね。
でも、
アマテラスとスサノオのエピソードというか血筋は、
その後つづくけれど、ツクヨミはこれで終いなのですかね。
いずれにせよ、近いうちに原典、もちろん現代語訳に、
あたってみたいと思います。

ありがとうございます 投稿者:しおり  投稿日:10月21日(日)00時26分35秒

葉月様、皆様、こんばんは。返事が遅くてすみません。
「ソドムの市」、実はうち捨ててしまったクチです(^^;)でもレビューを読んで再見してみようかなという気になってきました。パゾリーニのことをあまり知らなかったんですよ。とても興味深い背景ですね。世間に後ろめたさを感じている男色家〜のくだりはバナナブレッドですね?過去ログに「テオレマ」の青年が山岸凉子先生の「メタモルフォシス伝」というのがありましたし、映画やマンガがリンクして、とってもおもしろいHPですね。澁澤関連の文章が随所に出てくるのも好みです。

葉月様、「血と薔薇」古本情報ありがとうございます。1万円は高いけれども、その半分くらいなら何とか(^^;
がんばって探してみます、ありがとうございます。

ねば様、はじめまして(^^)
山岸凉子先生の「牧神の午後」はすばらしい作品ですね。翼と両の腕を同時に持つことが出来なかったニジンスキーという描写が説得力があってすばらしいと思いました。でもコクトーは他の人たちに比べて(特にディアギレフさんとか(^^;)えらい男前に描かれておりますね。

では、また(^^)

尼寺へ行け〜 投稿者:ねば  投稿日:10月21日(日)01時10分03秒

>ところで、ねばさんは「星の素白き花束の…」の出所をご存知でしょうか?

ぜんぜん知りませ〜ん。なんかおもしろい元ネタがあるんですか。教えてたも。

>ホムチワケっていうとシェークスピアの『ハムレット』と同じ題材に拠った説話だという
>論旨の偽書があると聞いたことがあります。

ええ〜!?初耳!どこがですか〜?今自分が思いつくことは、狂人のふりしてたくらい・・
でも、ホムチワケは振りしてたわけじゃないだろし・・

>翼と両の腕を同時に持つことが出来なかった

いや〜このテーゼは山岸マンガの根底に普遍的に流れていると思いますです。
「日出処の天子」はこれじゃないかな。
常人にない能力を持つ者は代償を神に捧げるかは。

葉月さんのパゾリーニのページを見て気づいたんだけど、私って
パゾリーニは「ソドムの市」しか見ていない^^ゞ
たしか、「O嬢の物語」と2本立てだったなぁ。

人気投票お願いしま〜す(^^) 投稿者:葉月  投稿日:10月25日(木)22時35分47秒

皆さん、こんばんは(^^)
一昨日やっとフレッツISDNにしましたので心おきなくログインできます。で、さっそくホラー映画とホラー漫画の人気投票を設置してみましたので、よかったら参加してくださいませ(^^)ホラー映画といっても怪奇と幻想テイストの、ホラー漫画といってもトラウマ的作品を挙げています。項目は自由に追加してくださいねm(^^)m

Oさん>
「イタリア映画大回顧」の情報ありがとうございました。「血ぬられた墓標」観たことないんですよ。観てみたいな〜。イタリア映画って人気ありますよね。6月頃イタリア映画祭ってのもやってましたよね。パゾリーニは「ソドムの市」の監督というイメージが強いんでしょうか。キワモノ扱いされているところがありますよね(^^;)

しおりさん>
レスが遅いなんてとんでもないです〜私のレスなんてもっと遅いときもしばしば(^^;)どうぞマイペースでいらしてくださいね(^^)

>>世間に後ろめたさを感じている男色家

そうです、大島さんです。「わがソドムへどうぞ」という作品を1975年に描いておられるんですが、「ソドムの市」が撮られた年と一致するのが不思議な感じです。日本公開は76年でしたし…

古本探しは楽しいですね(^^)うちとリンクしてくださっている「Dracomania」さんのデータはすばらしいですよ。収集のヒントになるかもしれないので見に行ってみてください(^^)

ねばさん>
「星の素白き花束の…」タイトルの謎がわからんのでWANTEDしてるんですよ〜。原典の「千匹皮」に「星のドレス」ってのが出てくるんだけど、それとは違うみたいだし。どうでもいいことのようだけど、なんか元ネタさがすの大好きなんで、個人的に知りたくって(^^;)(ちなみにポケモンの元ネタも探しています(笑))
http://homepage2.nifty.com/weird~/takeshi/motoneta.htm

>>パゾリーニは「ソドムの市」しか見ていない^^ゞ
>>たしか、「O嬢の物語」と2本立てだったなぁ

お、澁澤龍彦翻訳2本立てですね?(映画館はエロ2本立てのつもりかな(^^;))この2本立て、いかがでしたか?(笑)

http://homepage2.nifty.com/weird~/you.htm

パゾリーニ/コクトー 投稿者:素天堂  投稿日:10月29日(月)04時43分33秒

葉月さま みなさま ごぶさたでした。

みなさんの書き込み、いつも本当に楽しく読ませていただいております。

葉月さん
「血と薔薇」はもうあきらめています。予告チラシ付きで処分したとき、三万円で古本屋さんがかってくれたそうですから。
種村さんの「吸血鬼幻想」はこの間の目録に、1万5千円の値が付いていました。
Oさん、薔薇十字社版大事にしましょうね。
パゾリーニは「デカメロン」「カンタベリー物語」の、あまりの性描写の退屈さにあきれて、それ以降は無視していました。
今思えば、彼なりの、あれはヘテロに対する皮肉だったのでしょうか。
「王女メディア」までの作品群のテンションを、一生持ち続けることは不可能に決まってますしね。
彼の死に関しても、あるいは、もしかして意志的な方向があったのかもしれないなぁ。
ドミニク・フェルナンデスというフランスの大学教授で小説家が、
「天使の手のなかで -反逆者パゾリーニ-」で彼の死をとりあげていましたが、まだ読んでいません。
あんまり読みたくないのが本心かもしれません。
戦闘的同性愛者として、彼はパゾリーニに共感する部分があったのだと思いますが……。

しおりさん
コクトーは半端じゃない美青年でした。当時の写真をお見せできないのが残念なくらいに。
そして、ある意味ではニジンスキー以上に忠実な、ディアギレフの弟子だったかもしれません。
お洒落で奇想に富み、斜に構えつつ常識に鋭い一撃を加える作品がたくさんあって、
その一部は萩尾望都が「恐るべき子供たち」で再現していましたね。
麻薬耽溺者を賛美するつもりはありませんが「阿片」というイラストの美しい箴言集があります。
角川文庫で出ているはずです。よろしかったらどうぞ。

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