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1183. Re: ハラキリ ひでかず [URL]  2005/07/31 (日) 23:06
> 新潮社の三島由紀夫全集の補巻として
> DVDで『憂国』が収録されるそうですね。

映画「憂国」については,未亡人の意向でフィルムがすべて処分された,というはなしが以前こちらの掲示板で話題になったようにおぼえています.
著作権継承者(ふつうは遺族)は「著作権人格権」も受けつぎ,そのなかには「公表権」も含まれているはずですけど,今回は継承者が公表に同意したんでしょうか?

ある作家の業績を通覧し研究するためには,全作品が公開されていることが必要になりますけれども,作者(および家族)のプライバシーや心情にかかわるとなると,ことは微妙です.著作権の問題とも関連して,ちょっと気になります.




1164. 惹かれる話題なのに 葉月  2005/07/28 (木) 01:52
暑中お見舞い申し上げます。

皆さん、たくさんの情報ありがとうございます〜。
澁澤さん、バルチュス、ファスビンダー、シュレーター、三島、ブニュエル・・・と好きなワードが並んでますが〜
すみません、8月上旬まで忙しさがハンパではないので・・・
また出直します!
(アンソロジーには香山滋入れてほしかった〜!)




1163. 暑中お見舞い申し上げます r岡  2005/07/26 (火) 13:43
『憂国』のニュース某所より一歩早いですね・・・

澁澤、もう18年なのですね。
龍子氏はインタビューで鎌倉の自宅へのファンの来訪について、たいていはかわいい女の子や素敵なカップルなのでうれしく思う、とおっしゃっていた。かわいい女の子でないあなたや素敵でないカップルの君たちは気をつけよう! かくいうワタシは鎌倉を訪れたおりには遠くから家を見ただけにとどめています・・・・。

バルチュス夫人、節子・クロソフスカ・ド・ローラ氏の『グラン・シャレ夢の刻―バルテュス追想-きもの花筐』世界文化社刊も注目です。
以前イギリス製作のドキュメンタリーを見たのですがなぜか勝新太郎先生が客となっていて、バルチュスに歌舞伎の女形の所作や居合抜きを披露されてました。女形の真似をする老バルチュスがチャーミング。少女を描きつづけたバルチュスが、自分の作品はただ美しいものを描いているだけなのにやたらエロティックな解釈をされるのは頭にくる、と憤慨されている様子も面白かったです。U2のボノ氏は家族ぐるみのおつきあいがあるようです。
(ほとんどワタシのブログの転載でした)




1162. ハラキリ O  2005/07/26 (火) 11:06
葉月さん、みなさん、こんにちは。

新潮社の三島由紀夫全集の補巻として
DVDで『憂国』が収録されるそうですね。
www.shinchosha.co.jp/zenshu/mishima.html
たまたま昨晩、『春の雪』の予告を観ましたが
どうにもなんだかそそらない。
本編を観ずにはなんともいえませんが。

話、変わりますが。
9月に東京で、
フリッツ・ラングとF.W.ムルナウの特集上映があります。
www.asahi.com/event/lm/index.html
ラングの『ハラキリ』も観られるようです。
葉月さんの近くではないので恐縮ですが
ほかの作品もあわせて、こちらに来られる機会があれば
ぜひ、いかがでしょう。
その後、ドイツ映画の歴史を振り返る特集もあるようで
そちらも楽しみです。

関係ないけれども。
今年もレズビアン&ゲイ映画祭
観にいけませんでした。




1161. 「澁澤龍彦との日々」澁澤龍子を読んで 司馬叡  2005/07/26 (火) 10:56
あと、十日ばかりで十八回目の八月五日が来ます。
遅ればせながら読みました。
夫人も平易な文章を書くものです。澁澤龍彦が脱稿したものを最初に目を通すせいか、文体のスタイルも似てくるものなのか、編集者の校正のせいか?編集者も龍彦の晩年期担当の方だそうだから当然か?。ちょっと夫人を妬ましい気がしました。




1151. 日本怪奇小説傑作集 O  2005/07/22 (金) 23:23
葉月さん、みなさん、こんばんは。

『日本怪奇小説傑作集』の1冊目を買ってきました。
www.tsogen.co.jp/wadai/0506_06.html
いまどきは文庫でもこの値段かと思わなくもありませんが
まあ。これだけの作品を手軽に一挙に読めるのですものね。
小泉八雲のは、レアなバージョンだそうで、
これと川端康成と大佛次郎は未読なので、楽しみ。
既読のもので一番すきなのは室生犀星『後の日の童子』かな。
葉月さんやみなさんのお好みの作品は選ばれていますか。
ところで。こういう企画を前にすると
自分でもアンソロジーを。と、馬鹿なこと考えませんか。
普段、読んでいると、これは傑作!
なんて感想を持つこともありますが。どうでしょう。
いざ、セレクトしようと思うと、とっちらかります。
自分にはなんだか選べないです。
アンソロジストになるにも才能が必要ですね。

葉月さんのところでは
これまでもいろいろとセレクトされていらっしゃいますが
Weird Closetの決定版「怪奇小説傑作集」も、
いつかは、編んでほしいものですね。




1150. ラングロワ O  2005/07/13 (水) 07:36
葉月さん、みなさん、こんにちは。

ボウイーの映像ありましたよ。
ボウイーと並ぶとノミが
ボウイーもどきにみえて
ちょっぴりかわいそうに思えて
しかしまたそこがノミのよさだったりして。

そう。ブライアン・イーノの新譜が出ましたね。
うたものだそうで。ちょっとたのしみ。

Live8は、TVでオンエアされていましたか。
なんとなく見逃しました。
かつて。ジャパンエイドは行きましたけれどもね。
時代でしょうかね。

コングは、やはりCGなのですよね。
いまどきストップ・モーションは
ないのでしょうか。
でもって、
ナオミ・ワッツは、フェイ・レイに勝てるのか。
たのしみですね。

コーキ・スズモトさん

キューブリックの件、ありがとうございます。
"Fear and Desire"は、
たまたまのタイミングかもわかりませんが
テープやLDの頃よりも、DVDの今になって
発掘される幻のなんたらが多い気もします。
デジタル。ということですかね。

映画の発掘。
ということに関係あるようなないような。

アンリ・ラングロワについての
ドキュメンタリーを観ました。
ラングロワは、映画収集家で、
ヌーヴェル・ヴァーグの監督たちの
拠りどころだった
シネマテーク・フランセーズの創設者です。
これまでも何かで
読んだり聞いたりしてきましたが。
やはり
ラングロワというひとは面白い。
身内だったら大変かもですが。
ほんとうの映画きちがい。
収集に関しては、
かなりきわどいこともしていたような。
それでも、たとえば『カリガリ博士』や
『ノスフェラトゥ』『嘆きの天使』なんかが
今に残るのは、
ラングロワに負うところもあるのでしょうね。
ジャック・ラカンがブニュエルの
『エル』を分析していますが
そのきっかけを作ったのも
ラングロワだったそうです。
ゴダールのファスビンダーへの
高評価もラングロワの影響かも。
ドキュメンタリーでは、
シュレーターが出てきてちょっとびっくり。
シャブロルやガレルやルーシュやルメートルや
いろいろなひとが
インタビューにこたえていましたが
みんな、なんだか
ラングロワへの愛にあふれていました。




1149. OLD BLACK CINEMA コーキ・スズモト  2005/07/10 (日) 21:31
すいません。HNこんがらかってしまいました。すいません(汗
過去ログをアップする時は、うまい事、変更しておいで下さい(大汗

「グラフィティー・ブリッジ」の国内DVDはバラ売りしてないのですか。確かに単品では、買う人は少ないのかも・・・。それよりも「サイン・オブ・ザ・タイムス」のDVDを出して欲しいです。コレは傑作なのに。韓国ではリリースされているようですが。

先日、スペンサー・ウィリアムスなる黒人監督(兼俳優・脚本家)の作品を三本観ました。1940年代から監督をしているブラック・シネマの元祖みたいな人のようです。
この人の事を知ったのは柳下某の「興行師たちの映画史」にて紹介されていたからなのですが。
かなり期待をして観たのですが、満足度は60%って所でありました。良く言えば素朴、悪く言えば退屈。そんな感じです。ノー・チェックでもOKの人でした。・・・何かの参考までに。

「忘八武士道」がDVD化ですか。もう少し早く出て欲しかったですよね。「映画秘宝」辺りじゃ、盛り上がるんでしょうね。


で。ここからは過去ログの時は、削除してやって下さいませ。紹介するのヤバそうですし。

>0さん。
件のキューブリックのDVDは↓で買えます。大手の店では取り扱いはしていないようです。メーカーへ直オーダーしないと買えないようです。送料が$14とちょっと高いのがネックなのですが。

http://store.elusivedvd.com/fearanddesire.html




1148. Live 8はどうなった? 葉月  2005/07/10 (日) 01:12
皆さん、こんばんは。
Live8について国内でほとんど話題になってないですね。
Live Aidは徹夜して見たという人がけっこう周りに多かったおぼえがあるんですが・・・時代でしょうかね。

塚本邦雄さんの訃報、さびしいですね。
若い頃は寺山修司のほうがわかりやすかったので、
句集は持ってないんですが、好きな句はいくつかありました。
ご冥福をお祈り申し上げます・・・

ふんどし兄弟さん>

> 「グラフィティー・ブリッジ」は、輸入版で観ました。アマゾン・ジャパン辺りでは、簡単に入手できると思います。

アマゾン・ジャパン、調べてみたんですが、コンプリートBOXにしか収録されてませんでした。輸入レコード店などまわったほうが早いかもしれませんね。

> 「城の中の城」はタイトルが素敵なので、

テーマが宗教でしたっけ。今の時代に読むとまた違った感じかもしれません。また感想お聞かせください。時代関係ナシに読めるのは短編でしょうか。

Oさん>

> 『キングコング』の予告を観たのですが。
かつてのモンスターたちには、つつしみがありましたよね。

ホントに同感です。昔のモンスターよかったです。
(吸血鬼・フランケン・ミイラ男が出てくる保険のCM好きでした(笑))
ピーター・ジャクソンの「キングコング」予告編、私も見ました。予告編だけで見たくなりました!モンスターはもちろんよくできていましたが、風景が美しかったので。(またニュージーランドだそうで)
ナオミ・ワッツ、ジャック・ブラック、エイドリアン・ブロディという組み合わせも絶妙な感じ。期待しています。しかし監督の激ヤセにもビックリ。撮影が大変だったのかな。

> 『ノミ・ソング』は、作品としては物足りなかったでのすが
自分には当時でさえ見られなかった映像の断片が
観られたので、まあ、よかったです。

ボウイーの映像も出てきたんでしょうか。クラウス・ノミのユニークなビジュアルはよくおぼえています。音楽的には興味が持てませんでしたが。でもアーティストのドキュメンタリーは見てみたいです。

キューブリックや香山滋やスタージョンや中井英夫やらの名前が並んでいると嬉しくなってしまいます。また情報お願いします(^^)




1147. 死者の書 O  2005/07/10 (日) 00:29
葉月さん、みなさん、こんばんは

川本喜八郎の新作『死者の書』を観ました。
www.kihachiro.com/index2.htm
いくらか構成など変えながら
ストーリーとしては折口原作を踏襲しているのですが
自分の折口『死者の書』観からは、
ちょっと遠かったです。
人形もすてきだったし、
決してつまらないわけではないのですが
川本喜八郎の作品としても、
なんだかつるりとした印象。

秋に石井輝男の『忘八武士道』がDVDで出ますね。
BOXセットもあるみたいですが。
『忘八武士道』は、自分にとっても
石井輝男ベスト3に入る作品です。




1146. Keys Of Life O  2005/07/01 (金) 14:12
葉月さん、みなさん
お元気ですか。

きのう。たまたま
『キングコング』の予告を観たのですが。
かつてのモンスターたちには、つつしみがありましたよね。
ブラキュラもさることながら、
自分には、やはり大アマゾンの半魚人こそが
いまここにあって。愛しいです。
どうでもよい話でした。

『ノミ・ソング』を観て
クラウス・ノミの訃報に接した当時を思い出しました。
エイズという言葉の向こうの実態にまで想い至らなかったな。
『ノミ・ソング』の監督は、アンドリュー・ホーンです。
『ドゥームド・ラブ』は、なんだかすきです。
『ノミ・ソング』は、作品としては物足りなかったでのすが
自分には当時でさえ見られなかった映像の断片が
観られたので、まあ、よかったです。
最近、この手のドキュメンタリーが多いですね。

"Fear And Desire"はソフト化されたのですか。
やはり一度は観てみたいですね。
自分はキューブリック作品では
『現金に体を張れ』が一番すきです。
先月は、ジム・トンプスンの
『内なる殺人者』の改訳版『おれの中の殺し屋』と
『鬼警部アイアンサイド』のノベライゼーションが
出ましたね。今月はガイド本も出るようで。
関係ないけれども。
そういえば、「ミステリマガジン」ここ何号かに
チェスター・ハイムズの短編も載りましたね。
もっと関係ないけれども。
きょうは、ジェイムズ・M・ケインの誕生日。
香山滋も。

倉橋由美子は自分には不思議な作家。
妙に観念に過ぎるように思えて好みとはいえず
それでも初期作品を中心になんどか読み返しており
嫌いな作家ともいえず
自分のなかでの評価が、いまだに定まりません。
題名も、細かい内容も忘れましたが
死んだ恋人の魂と語り合う作品に印象があります。
読みながら魂のかたちを想像して
なぜだかオバQが浮かんだ憶えがあります。

『戦国自衛隊1549』は、とてもつまらなかったです。
センス・オブ・ワンダーのかけらもなかった。

サイエンス・フィクションとはよび難いですが。
スタージョンの『輝く断片』には
センス・オブ・ワンダーがありました。

中井英夫の『彼方より』完全版を読んでいます。
『彼方より』は、もともとすきな作品ですが
"完全版"という表現が、なんだか嫌です。

ファスビンダー作品の国内版DVD-BOXが
出るそうでうれしいです。


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