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(2002.9.3.)〜(2002.9.29.)

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363. 翳いちもんめ 青龍堂  2002/09/29 (日) 04:00
なんとなくオジャマをしているようなので(投稿文はいったん消して)いずれまた…うかがいます。




361. 雑談 鈴本香気 [URL]  2002/09/24 (火) 23:29
O様、怒涛の書き込み素敵です。

「ヴィニール」はウオーホル監督作とするなら、カット割りも無いに等しい作品と解釈すれば良いのでしょうか? そういう事と一人合点しておきます。

「ツイン・ピークス 劇場版」は序盤にFBI刑事と保安官のケンカのシーンがカットされているのでしたよね?
「ロスト・ハイウェイ」ではトレント・レズナーだったかヘンリー・ロリンズだったかが墓番の役で出演したと聞きましたが、カットされたのでしょうかね?

DOKATAへの愛情を表明した作家として、三島由紀夫を挙げたいのであります。「潮騒」なんてそんな描写に溢れていますからね。
「憂国」はご覧になられた事がありますか?

キャサデイ夫人の書いた「ハート・ビート」はご存知かと思いますが、二人の間を行ったり来たりで、忙しいご婦人ですね。

キューブリックの処女作は、フィルムの貸し出しを完全に禁止しているのですよね。でも海賊版が出回っていると噂を聞いた事はあるのですが、実際にオークション等で発見した事はありませんが。
観たいですね。




360. DVD陰謀史観 O  2002/09/23 (月) 05:59
葉月さん、みなさん、こんばんは。
なんだか今日は嬉しいので、またお喋りです。ごめんなさい。

ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』のDVDを買いました。
とてもとてもとても好きな映画です。
アントニオ・ロペスという画家についての映画です。
恥ずいのですが。
なんでもない光や描写に、なぜか、
生きてここに在ることを考えさせられた映画です。
『ミツバチのささやき』よりも好きなのですよね。

さらに。
モンテ・ヘルマン『コックファイター』もDVD化されるようです。
とてもとてもとても好きな映画です。
製作はロジャー・コーマンで、
原作はチャールズ・ウィルフォードです。
しかも撮影はネストール・アルメンドロスです。
モンテ・ヘルマンは『断絶』も大傑作ですが、
コーマンのチャチャが入りつつも
『コックファイター』に流れる空気を
しっかり自分のものにしていると思います。
格好良い映画です。
主演のウォーレン・オーツも格好良い。
ハリー・ディーン・スタントンも出ています。
ついでに、チャールズ・ウィルフォードも出ています。
チャールズ・ウィルフォードは
ジム・トンプソンとならぶパルプ作家です。
"脳内リンク"的にはキューブリックやリンチに繋がります。

さらにさらに。
来年の春にクロード・シャブロルの『気のいい女たち』も
DVD化されるそうです。
これまた、とてもとてもとても好きな映画です。
映画館で、朝、初回を観に行って、
夜、最終回まで観てしまった映画です。

このまえの『ラルジャン』をはじめ、
オールタイムのベスト10に入る映画が、
続々とDVD化されて嬉しいやら、お財布が哀しいやら。
ハリーハウゼンのBOXセットも出るし。

葉月さんもDVD買いましょう。
DVDって罠なんですよね。国家的な陰謀に違いない。
そもそも「DVD」てのが、また顔文字っぽいし。
それは良いとしても
なぜだか、なんか、買って手許に欲しくなる。
なぜだろう。生活苦しいのに。
ま。
ほんとはスクリーンで観たいですけれどもね。
ついね。

あと
ミロを見て来ました。よかった。

支離滅裂で失礼。
では、またいずれ。




359. 荒野を歩め O  2002/09/23 (月) 05:46
『路上』は、ブラッド・ピットで映画化していると
聞いた覚えがありますが、もう完成してるのですかね。

はじめに挑戦したときは中途で挫折したのですが
時間が経って、再度読み始め、とうとう最後の場面、
ディーンとの場面では、
なんだかとても哀しかった憶えがあります。
その頃には、
これはほぼすべて自伝的モデル小説であること、
ディーンのモデルのニール・キャサディの最期など、
知っていたということもありますが、
主人公パラダイス、つまりケルアックの視点が、
想いに比して妙に淡々と客観的で、
それが哀しみを誘うようにも思います。

ニール・キャサディは、
それなりにDOKATAが入っていると思うのですが
ケルアックのDOKATAへの憧れがビートニクかもわかりませんね。

ケルアックに関しては
『ワイルド・アット・ハート』の原作・脚本の
バリー・ギフォードのオマージュたっぷりな
『ケルアックズタウン』という作品もすてきです。
バリー・ギフォードは共著ですが
『ケルアック』という評伝も書いていますね。

D・リンチの映画にも
ケルアックな感性が活きているかもわからないですね。

ちょっと話は飛びますが
ビートニクの先駆的作家にネルソン・オルグレンというひとがいます。
スラム街の詩人とかフォークナーの後継者とか
言われていたらしいです。
寺山修司が敬愛していたそうで
日本に来た時に一緒に競馬に行ったとか行かないとか。
ルー・リード「ワイルドサイドを歩け」のタイトルも
この作家の作品から採っています。
邦題が『荒野を歩め』というやつです。
これ。自分の若い頃の愛読書のひとつです。
それはどうかと思うのですが
訳者は解説で『マルドロールの歌』との共通点を挙げています。
ビート、寺山、マルドロールで、なんだか連想しました。

― 詩は万人によって書かれなければならない。
…(DOKATAも含む)

若い頃の愛読書。
恥ずい感じでマゾヒスティックな告白ですね。
カポーティの『遠い声遠い部屋』とか。
ちょびっと背伸びしてブルトン『ナジャ』とか。
デスノスの詩集とか。
小川国夫『或る聖書』とか。深沢七郎『笛吹川』とか。
石川淳『荒魂』とか。小川未明の童話とか。
いまだに。
読む度に、こみ上げるものがあります。




358. こじつけて O  2002/09/23 (月) 05:32
葉月さん

「血と薔薇」第4巻、おめでとうございます。
自分は、もう覚えていないのですが
恐らく近所の古本屋で、学生でも手に入る値段で、
セットで買ったはずです。
その古本屋はほんの僅かですが
澁澤周辺本を扱っていて、
それでいて専門的なお店ではなかったので値段もそこそこ。
何冊かお世話になりました。
結構、自分は第4巻も目当てではありました。いろいろ。

『ツインピークス』DVDのおまけ。
http://www.uipjapan.com/phej/dvd/tit01310.htm
H幻のオン・エア バージョン パイロット版
というのはWOWWOWだけでやったバージョンですね。
日本で最初にお目見えした
パイロット版(一番好きなのですが)とは違うものです。
今回は前半部分のみのDVD化で、ちと高価ですが。

『ツインピークス』本人すら良い顔しない後半部分も、好きです。

ファスビンダーの『ベルリン・アレクサンダー広場』を観てきました。
どうせならフィルムで観たかったのですが、
ま、もともとTVシリーズですものね。

『ベルリン・アレクサンダー広場』は、
アメリカでは、かなり以前に公開されていたはずで
自分が知る限り1988年にはビデオになっていました。

うろ覚えなのですが
『ツインピークス』が始まる頃に、
リンチがこのシリーズに言及していたような気が。

『ツインピークス』の後半って
『ベルリン・アレクサンダー広場』の後半に似ている気がします。
クーパーとアニーとウィンダム・アールの関係が
フランツとミーツェとラインホルトの関係に。
というかオイディプスということなのかもわかりませんが。

以上、葉月さんにファスビンダーを強要するために。
こじつけてみました。

以下、話がとっ散らかりますが。

> 双子限定なんて、おもしろそうなアンソロジーですね。
> (誰が編んだんでしょう)
マイケル・リチャードソンというひとですね。

ジョー・R・ランズデール
ハップとレナードのシリーズは駄目な白人とゲイの黒人のコンビが
汚い言葉を撒き散らしながらとんでもない目にあうシリーズです。
角川文庫にあります。
そのシリーズ以外でも、
たとえば『アイスマン』はフリークスものだし。
機会がありましたら、是非どうぞ。

東京ファンタで『フォクシー・ブラウン』を上映するようですよ。
こちらまで、いらっしゃいますか?




357. 合わせて何犯? O  2002/09/23 (月) 05:24
鈴本香気さん

『ヴィニール』はアンディ・ウォーホルの実験映画です。
ウォーホルとポール・モリセイのコンビは、どうなのでしょうね。
まったく根拠のない私見ですが
『チェルシーガールズ』は、やはりウォーホール映画ですよね。
『オンディーヌの恋』は未見なので、ひとまず置いて
『ロンサム・カウボーイ』は、微妙な映画ですよね。
『フレッシュ』で独自の色を出したモリセイに刺激された
ウォーホールのわがままにモリセイが付き合って、
でもやっぱり飽きちゃったウォーホールが
モリセイに任しちゃった感じでしょうか。
ま。なんだかんだ言って
ウォーホールが監督でクレジットされているものは
やはりウォーホールの色が強いのではないでしょうか。

自分の中では
一番好きなキューブリック映画は『現金に体を張れ』で
一番すごいキューブリック映画は『フルメタル・ジャケット』ですね。
『アイズ・ワイド・シャット』もすごい映画だと思うのですが。
処女長編(架空の戦争でしたっけ)があって、その後のノアール映画。
『突撃』(第一次大戦)があって、その後の文芸映画。
『博士の異常な愛情』(冷戦)があって、ま、
『バリー・リンドン』は置いておいて、その後のSF・ホラー映画。
で、『フルメタル・ジャケット』(ベトナム戦争)があって、
『アイズ・ワイド・シャット』
キューブリック映画の指針は戦争映画だと仮説を立ててみたりして。
生きていたらテロについての映画とか撮っていたかもわかりませんね。

ところで
『ツイン・ピークス/ローラ・パーマー最期の7日間』
自分も大好きです。
で。
『マルホランド・ドライブ』は天国のお話だと決めつけています。

あと。川地民夫。
『まむしの兄弟』も良いけれども
『野獣の青春』の川地民夫も好きです。
今月、『狂熱の季節』をCSで観ました。ちょっと感激。




356. ビートニク・ドライブ 鈴本香気 [URL]  2002/09/22 (日) 21:08
「マルホランド・ドライブ」は劇場で観なかったのでパンフは未見ですが、おそらく今野&滝本のヤクザ・コンビが与太をかましているのでしょうね。
このコンビは評論家界の「まむしの兄弟」か?今ちゃんが文太の兄イで、滝ヤンは川地民夫でしょうか?と知ってる人にしか笑えないネタを振ってしまいましたが。
「ロスト・ハイウェイ」の致命的な失敗は、パンフでこのコンビの揃い踏みがなかったから?なんちって。そのかわり根本敬の漫画が付きましたが。
それとCB2000って倒産(解散?)していたのですね。例の公式サイトで知りました。
でこのサイトの掲示板はネタ切れなのか、自分のHPの紹介が始まりました。もうそろそろ閉鎖ですね。

ケルアックの「路上」はかなり前に読みましたね。でも全く失念しました。
ビート派なんてどうせ金持ち白人の道楽だろ?なんてヤクザな見方をしている馬鹿者なのですが、確かチャールズ・ブコウスキーも小説の中で、バロウズに対して皮肉っていたように記憶しています。「俺は、お前等が遊びまわっている時にDOKATAやってたぜ」というような事を。
作品と関係ない話に飛んですいません。
「爆発する切符」はユニークな作品と評価させていただきます。




355. 疾走する発光体) 青龍堂 [URL]  2002/09/22 (日) 03:05
葉月サン)

こんばんは。
きょうの午後からPCメンテのため1週間ほど休養に入ります。
そのまえのラスト接続で遊びにきました。

寺山修司関連では、中井英夫サンの名前がすんなりでてくるあたりで、葉月サンの「文学親度(深度)」がよく分かります。中井さんの目の確かさと表舞台に載せた功績は、寺山修司本人のみならず、さまざまなジャンルへの“大きな寄与”を果たしましたね。

ギンズバーグとケルアックについては、20年ほどまえ「ユリイカ」誌上で「マン・レイ特集(+デュシャン)」が組まれたさい、同誌中の本文で通りすがりに2人の詩を読んで「これは覚醒剤だ!」と感じたのを、今でもよく覚えています。

「マルドロールの歌」の作者ロートレアモンは近年素性がだいぶ明らかになって、イジドール・デュカスという本名やその家庭環境・プロセスも記されるようになりましたが、あの激しい歌の「作者としての素姓」は、依然としてヴェールに包まれたまま。

― 手術台におけるミシンと蝙蝠傘の出逢いのように …

このシュールの開祖は荒々しい航路の中に、いったいどんな美しい春を見ていたのでしょうか。ポーの才能を世界に広めたボードレールの妖しい闇とも、砂漠の商人となったランボオの目を灼くような目映い光とも違う、度外れに大シケな航海の旅の途中で ……




354. Re: ビートニク 素天堂  2002/09/21 (土) 07:49
葉月さま みなさま お久しぶりです。
「マルドロールの歌」は自分も高校時代に愛読していました。
その影響で、青臭い、妙に生理的な作品をモゾモゾと紡ぎ出していたこともあります。
ケルアックの「路上」は50年代後期から60年代初頭に、日本でも一部でもてはやされていました。多分詩の専門出版社「思潮社」から翻訳もでていたはずです。
実利一点張りだったアメリカの思想に、ヨーロッパ(特にフランス)からサブ・カルチャアの傾向を持ち込んだのは彼らだったと思いますが、個人的には無縁でした。
素天堂はその頃すでに澁澤さんの影響下、シュルリアリスムの方に惹かれていましたので“ビート族”にはほとんど興味をもちませんでした。
それより、ジュリエット・グレコのシャンソンやマリー・ラフォレの映画「赤と青のブルース」などで、風俗的に知っていた程度です。
とはいえ後に対する影響は葉月さんのおっしゃるとおりだと思いますが、アメリカでのヒッピームーブメントの異常な肥大と、日本ではシュルリアリスム関係への嗜好の移動に呑みこまれて、割合早くに消えていってしまったのでしょう。
でも、新宿歌舞伎町で当時全盛だった、深夜営業のモダンジャズ喫茶−モダンジャズのレコードを大音量で流し、格好つけた知的不良がたむろする−に、おそるおそる出入りしたりはしていました。そこで中年のおじさんに声をかけられてオールナイトの「任侠映画」に誘われてついていったら、本当に映画を見るだけっだった・・・。こともありました。
そういえば、テリー・サザーンどこへ行ったのかな。




353. ビートニク 葉月  2002/09/18 (水) 01:43
昨日、WOWOWでジョニー・ディップ特集をやってまして、その中にこのドキュメンタリー映画もありました。ビートニクという言葉は知っていましたが、ウィリアム・バロウズの代表作しか読んだことがない私は、その時代、ムーヴメントの中身を知っているわけではなかったのです。90分足らずの作品でしたが、ムーヴメントについて知るより、その影響をあれやこれや考えるのが楽しかったです。
50年代といえば、古き良きアメリカ、フィフティーズ。その一方で脱規範のビートニク。この動きがなかったら、ヒッピームーヴメントは興っていなかったかも。ボブ・ディランは歌っていなかったかもしれないし、「イージー・ライダー」も作られなかったし、ジャームッシュも映画に関わっていなかったかもしれない。もちろん、クローネンバーグは「裸のランチ」を撮っていなかった。ビートニクのルーツはまたヨーロッパの詩人であったり、黒人ジャズであったりするんだろうけど、それぞれの運動の関連がわかりやすい作りの映画でした。

中心人物であるジャック・ケルアック、アレン・ギンズバーグ、ウィリアム・バロウズの本人映像はもちろん、それぞれをジョニー・ディップ、ジョン・タトゥーロ、デニス・ホッパーがパフォーマンスしているのもよかった。
クローネンバーグがチラッと出てきたのも嬉しかったし、テリー・サザーンも出演していましたよ>素天堂さん

ところで、ケルアックの「路上」ってそんなに有名なんですか?実は読んだことがないのですが(^^;)若い頃に何度も読み返す本という描写がありました。読まれた方、感想をお聞かせください。
ちなみに私の場合は、「マルドロールの歌」「北回帰線」がそのテの愛読書でした。皆さんの若い頃の愛読書もよかったら教えてください。あ、もちろん現在若い方も(^^)




352. Re: 味の素・寺山修司」 葉月  2002/09/18 (水) 01:19
青龍堂さん、こんばんは(^^)
ADSL開通おめでとうございます。
ますます充実のサイトになりますね〜!
(実はこちらはまだブロードバンドではありません(T-T)だから更新もレスも遅いのです…言い訳です(笑))

> アングラといえば寺山修司。かつて、天井桟敷の劇団員だった某氏のサイトで「寺山修司論 〜書を捨てよ町へ出よう〜」やら「寺山修司と甲本ヒロト」やらイロイロと書いたりもしましたが、トラブル勃発で今や封印したままの“禁断の世界”。

おもしろそうですね〜。またアップロードされるときは教えてくださいませ。
寺山さんが後に与えた影響よりも、寺山さんを発見した中井英夫さん周辺に興味がある私ですが、寺山世界ももちろん好きです。
これからも青龍堂さんのサイト楽しみにしてまいります(^^)




351. Re: 野坂昭如、絶唱ライブ! 葉月  2002/09/18 (水) 01:11
はじめまして(^^)
告知ありがとうございます。
おもしろそうなライブですね!
野坂さんは神戸の母校の卒業生ですし、絶唱をぜひお聴きしたいですが遠すぎて残念です〜。関西ライブはないのでしょうか。
興味がおありの皆さん、行かれたら感想を教えてくださいね(^^)




350. Re: ありがとうございます 葉月  2002/09/18 (水) 01:05
> 血と薔薇の情報ありがとうございます。さっそく行ってまいります。

ゲットできましたでしょうか。
そのときは再びの感動をお聞かせください(^^)




349. Re^3: リンチファン 葉月  2002/09/18 (水) 01:04
香気さん、こんばんは(^^)

> this is the girlの前に歌っていた女性は金髪の方で、後半のパーティ・シーンにも出ていて、どうやらレズのようで。

はい、はい。カミーラといちゃついていた女性ですね。

> あとじっくりと考えてみて、ヒロインが最期に拳銃を撃つじゃないですか?アレは自殺と受け取っているのですが?

そうとも捉えられますよね。希望に輝くベティが腐乱死体へ変貌するのは、ある意味でリンチの定石ともいえますし。私自身は解釈を加えたくないので、複数の夢と現実が交錯するさまを愉しんでおりますが。

> といいますのはクエイ兄弟の「ベンヤメンタ学院」でヒロインは、主人公とメイク・ラブの後、オナニーして、突然に自殺するから。後半の展開がソックリで。とは勝手な妄想ですが。

クエイ兄弟を対比させるのはおもしろいですね。劇場パンフレットにはケネス・アンガーの影響が挙げられていました。

> リンチはTV用の脚本をどれだけ完成していたのでしょうかね?興味ありますね。

これについてもパンフレットにインタビューなどが載っていました。
「パイロット版がABCに却下された後、製作総指揮のエデルマンがパイロット版の中に特別なものを見出してくれた。最終的には映画作品に仕上げることになったが、パイロット版に追加したわけではない。もう一度組み立てなおし、まったく新しいビジョンで新たに作ったのだ」
脚本がどこまで出来ていたのかは不明ですが、シリーズ化の場合、映画ではチョイ出で終わってしまったロバート・フォスターがレギュラーになるはずだったみたいですね。
「マルホランド・ドライブ」は2時間半の映画作品のほうがヨカッタと思います。これをシリーズで見せられたら、こちらの精神がまいってしまうかもしれないから(笑)




348. 味の素・寺山修司」 青龍堂 [URL]  2002/09/16 (月) 20:25
葉月サン)

こんばんは。お世話になっております。

11日にADSLが開通して、ネット接続の心理的負荷からもようやく解放されました。動画方面にもじわじわと進出しつつある今日このごろです。

遅れてきた青年はまだアンダーグラウンド在住ですけれども、いずれは陽の当たるメジャーなグラウンドにも乗り込んで、横隔膜をいっぱいに開いて深呼吸する「アノ快感」を取り戻そうと……思います。

アングラといえば寺山修司。かつて、天井桟敷の劇団員だった某氏のサイトで「寺山修司論 〜書を捨てよ町へ出よう〜」やら「寺山修司と甲本ヒロト」やらイロイロと書いたりもしましたが、トラブル勃発で今や封印したままの“禁断の世界”。

昨年終盤、TVで寺山回顧の特番を放映した折に、「ダービーと寺山修司」という原稿を1本だけ特別に手帖シリーズ初期にUPして、それ以降葬り去っています。こちらのサイトにふさわしい異色な世界ではありますが ……

というわけで、お時間のあるときにでもどうぞ気楽にお立ち寄りください。いろんなフォルダをひらいて、お待ちしています。




347. 野坂昭如、絶唱ライブ! 野坂組 [URL]  2002/09/16 (月) 10:23
はじめまして、突然ですがライブの告知をさせてください。
武蔵野美術大学芸術祭 自主企画
「野坂昭如、絶唱! 〜生キ残レ少年少女〜 」
2002年10月27日(日)武蔵野美術大学1号館103教室
開場 15:50 開演16:30/全席自由
学生1000円/一般1500円
野坂昭如氏が武蔵野美術大学芸術祭にて歌います!
野坂楽曲の作詞作曲を勤める桜井順氏
(作詞ペンネーム:能吉利人)がピアノで参加!
この日限りの武蔵美JAZZ研バンドとの演奏です。
「マリリン・モンロー・ノー・リターン 」など名曲の数々を
演奏いたします。
チケットのご予約は1、お名前、2、チケットの種類(一般券または学生券)3、枚数4、メールアドレス
5、学校名(学生券の方のみ、当日学生証が必要になります。)
以上の点を明記の上、
maoism98@hotmail.com まで御連絡ください。
予約の受付は10月20日(日)までになります。
そして同日15時より9号館にて映画「忘れてはイケナイ物語 オキナワ」を無料上映いたします。
この作品は7月末にシネマ下北沢で連日満員で上映された作品です。本講演の前にぜひご鑑賞ください。
企画詳細HP  http://nosakagumi.tripod.co.jp/
「忘れてはイケナイ物語り オキナワ」公式HP  
http://www.musicdeli.com/gumboots/
長文失礼いたしました。




345. ありがとうございます 絵里  2002/09/09 (月) 02:48
血と薔薇の情報ありがとうございます。さっそく行ってまいります。




344. Re^2: リンチファン 鈴本香気 [URL]  2002/09/07 (土) 21:43
this is the girlの前に歌っていた女性は金髪の方で、後半のパーティ・シーンにも出ていて、どうやらレズのようで。
あとじっくりと考えてみて、ヒロインが最期に拳銃を撃つじゃないですか?アレは自殺と受け取っているのですが?
といいますのはクエイ兄弟の「ベンヤメンタ学院」でヒロインは、主人公とメイク・ラブの後、オナニーして、突然に自殺するから。後半の展開がソックリで。とは勝手な妄想ですが。
「マルホ〜」の後はリンチを見直すよりも、クエイ兄弟の株が上がってしまって、クエイはリンチに並んだ!と一人で興奮しているのですよ。・・・あんまり良いリンチ・ファンじゃないですね。
リンチはTV用の脚本をどれだけ完成していたのでしょうかね?興味ありますね。




343. Re: リンチファン 葉月  2002/09/06 (金) 12:24
> 「マルホランド・ドライブ」でお気に入りの子は、this is the girlの子の前に歌った女性、って言ったら飛び蹴りでもされるでしょうか?。

いや〜さすが目の付け所がフツーではないと思っていました(笑)
劇場で見たきりなんで手元に映像がないんですが、その子は金髪ボブカットか、黒髪アップ(グループで歌ってた?)か、どちらでしたでしょうか?どちらの子もベビーピンクのルージュが似合ってフィフティーズしてたように記憶しています。
リンチってフィフティーズへの偏愛もあるようですね。各作品に登場するダイナーなんてのもその産物ですし。スウィートなんだけどダークでエキセントリックな雰囲気をかもしています。
香気さんのような偏愛的コダワリを持ったファンこそ、真のリンチファンなのではないでしょうか(笑)

しかしローラ・エレナ・ハリングの胸は大きいな〜パンフレットの後ろのほうが袋とじになっていて(なんかの週刊誌みたいに)ハサミで切ると拝めます。彼女は香気さんお気に入りのイザベラ・ロッセリーニに少し雰囲気が重なるように思ってるんですが違いますか?
ナオミ・ワッツは昔、日本の少女向けファッション誌のモデルやってたみたいですね。その頃のロリータぽさのほうがヨイかも。




342. Re: <サイト移転のお知らせ> 葉月  2002/09/06 (金) 11:40
青龍堂さん、お知らせをどうもありがとうございました(^^)
さっそく名称とURLを変更してアップロードしましたのでご確認くださいませ。

> なお、来週後半には、NET環境も高速の常時接続に転換する予定ですので、今後は映像フィルム系にもアクセスの手を広げたいと思っているところです。

青龍堂さんのサイトは今でも画像関連が充実していますが、もっといろいろな映像が見られるのは嬉しいです。楽しみにしております。
今後ともヨロシクお願いいたします(^^)




341. Re: 丸尾、エログロ猟奇好みます 葉月  2002/09/06 (金) 11:35
魔矢さん、はじめまして。書き込みありがとうございます(^^)
挙げられている名前は和モノばかりですが、「猟奇と哄笑」の時代に興味がおありなんでしょうか?
天野可淡さんの人形は美しいですが、ベルメールの球体関節人形のほうが私にとってはエログロなんです。魔矢さんは海外版エログロについてはいかがでしょうか?
今後ともヨロシクお願いいたします(^^)




340. ゴシック派 鈴本香気 [URL]  2002/09/04 (水) 22:32
葉月さん>
「マルホランド・ドライブ」でお気に入りの子は、this is the girlの子の前に歌った女性、って言ったら飛び蹴りでもされるでしょうか?。あのいかにもフィフティーズって感じの子を見つける目は確かですよ。

midimamaさん>
バートン版「猿の惑星」は当方も失望した一人であります。
「エド・ウッド」以降の作品は、独特のゴシック趣味も希薄で、求心力も無くなってますよねー。
それに「カリガリ博士」ならすでに「エド・ウッド」でライディングを引用して、オマージュ済みなのでは?怪奇趣味では「バッドマン」という傑作もあるし・・・。
ワーナーを干されて、20世紀フォックスに移籍して、作家性より企画性を優先しているみたいで、ちょい心配。
それともリンチのように復活なるのでしょうか。




339. <サイト移転のお知らせ> 青龍堂 [URL]  2002/09/04 (水) 21:47
こんばんは。
8月にポランスキーの件で御挨拶に上がった青龍堂です。

先月すえに新しいサイト(新名称「郵便飛行」)に移行いたしました。こちらへのリンクも、記事中のリンクとは別に、TOP下方・左に貼(張)ってある正式な「リンクファイル」にUPさせていただきました。
(「ダリ・サイト」の下にあります)

お時間のあるときにでも、アクセス動作を確認していただければ幸いです。創作本丸の小説だけは掲載しておりませんが、それ以外は、ま、イロイロとありますので、ネット散策のお伴にどうぞお立ち寄りください。

なお、来週後半には、NET環境も高速の常時接続に転換する予定ですので、今後は映像フィルム系にもアクセスの手を広げたいと思っているところです。

そんなわけで、これからもどうぞ宜しくお願いいたします。




338. 丸尾等 魔矢  2002/09/04 (水) 17:43
丸尾・澁澤さん・乱歩・佐伯俊男・人形(天野可淡)・犬神サーカス団等エログロなもが好きですどなたか色々話ませう。




337. 丸尾、エログロ猟奇好みます 魔矢  2002/09/04 (水) 17:34
私の好きなもの丸尾.乱歩,犬神サーカス団,澁澤・久作、エログロ,どなたか色々話ましょう




336. Re: 血と薔薇ですよね 葉月  2002/09/04 (水) 01:45
絵里さん、こんばんは(^^)

> 今晩は。こちらのページを読んでいて、かつて「血と薔薇」を古本屋さんに手放してしまったことを今更ながらちょっと後悔しています。

そうおっしゃる方、多いようですね〜。また、「血と薔薇」のページをみてくださって、どうしても直に手にしたいとおっしゃる方も。

> 今値段はどのくらいするのでしょうか?どなたかお教えいただけないでしょうか?5年くらい前にアスタルテに置いてあった時は、澁澤、平岡編集の物すべてセットで、5万円だったような・・・。

それは相場より少し高いのかな?かなり美本なのかもしれないですけど。一般的には(?)3巻セットで25000〜30000円、全揃いで30000〜35000くらいではないかと。
さっき日本の古本屋さんというサイトで検索したら、けっこう出てましたよ。バラ売りもあるようです↓

http://www.kosho.or.jp/

私はバラバラで揃えました。かなり安く購入できたほうだと思います。

創刊号…5000円(古書店で。折れアリ。普通の雑誌の中に埋もれてました(笑))
第2号…8000円(ネットで。わりと美本)
第3号…2500円(ネットで。折れとわずかな破れアリ)
第4号…6000円(古本市で。状態はまぁまぁ)

ネットだと、状態がわからないですけど、美本にこだわらなかったら、安くでも出ているようですよ。古書店を歩いて手にとって、安くて美しい本を手に入れるのが一番嬉しいですけどね(^^)
少しは参考になりましたでしょうか?

他の皆さんも「血と薔薇」入手の経路や価格など聞かせてくださいね(^^)




335. 血と薔薇ですよね 絵里  2002/09/03 (火) 20:45
今晩は。こちらのページを読んでいて、かつて「血と薔薇」を古本屋さんに手放してしまったことを今更ながらちょっと後悔しています。お馬鹿さんです。それで、今週京都へ行くので、久しぶりにアスタルテ書房に行って、やっぱり「血と薔薇」購入したいなあ、なんて考えました。今値段はどのくらいするのでしょうか?どなたかお教えいただけないでしょうか?5年くらい前にアスタルテに置いてあった時は、澁澤、平岡編集の物すべてセットで、5万円だったような・・・。変な質問で申し訳ありません。アスタルテは、だいたいにおいて、高いしなあ。でも、たいがい置いてあるしなあ。でも、高いのは悲しいしなあ。でも欲しいしなあ。・・・ううう。すみません。




334. 「血と薔薇」第4巻 葉月  2002/09/03 (火) 01:53
皆さん、こんばんは(^^)
「血と薔薇」第4巻は澁澤さんではないし、いらんかな〜っと思っていたのですが、古本市で見つけて買ってしまいました。(微妙な値段だったし(笑))夢野久作やベルメールなど澁澤色も感じられましたが、「イギリス人」や加藤郁乎作品の連載は中断となっています。
ドラコニアのページにコンテンツetc.アップしましたので、よかったら見てくださいm(_ _)m

http://homepage2.nifty.com/weird~/titobara.htm




333. Re: クリストファー・ウォーケン情報! 葉月  2002/09/03 (火) 01:39
modimamaさん、クリストファー・ウォーケン情報ありがとうございました!

> そのうち、同じく、ティム監督の、ドイツ無声映画「カリガリ博士」
> のリメイクも、同じキャストでやるそうです・・

わ〜!「カリガリ博士」だ〜い好きなので、すご〜く楽しみです(^^)

> もーーー昔に映画にしてこの迫力!白黒無声!!・・・
> リメイク”が楽しみ・・の反面・・心配・・(゚o゚;) ドキドキ…
> ティムバートン監督には、猿の惑星”リメイクで、がっかりしたもんで・・(;´o`)トホホ
> 原作こわすなよ・・( ̄▽ ̄)ニヤ

気持ちわかります(笑)
不朽の名作のリメイク!勇気ありますよね〜ティム・バートンさん。
しかし眠り男はどっちがやるんだろー??また情報入ったら教えてくださいね〜(^^)/




332. Re^3: メビウスの輪 葉月  2002/09/03 (火) 01:31
> 考えれば、あのサイトで盛り上がっている人って、「ストレート・ストーリー」以降のファンなのでしょうね。

どうなんでしょうね?全部は見ていないかもしれませんね。けっこうリンチのファン層ってバラバラですよね。当時「ツインピークス」にハマっていた人でも「イレイザーヘッド」を知らなかったりするみたいですし。まぁツインピークスはジョージア缶コーヒーCMでシリーズ化されたくらいメジャーでしたけど(笑)とにかくデヴィッド・リンチって観客をホンロウするのが好きなんではないでしょうか?(結果的にでも)
私は謎解きは苦手なので「好き」で評価しています。
ところで、香気さんは「ベティ」と「リサ」どっちが好みですか?

> 「マジソン博覧会」は「マジソンズ博覧会」の間違いでした。

なんかクセになりそうな面白いサイトですね。またじっくりのぞいてみます。情報ありがとうございます(^^)

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