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(2002.8.1.)〜(2002.8.31.)

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331. クリストファー・ウォーケン情報! modimama [URL]  2002/08/31 (土) 00:48
さっそく、お言葉に甘えて・・・( ̄皿 ̄)うしししし♪
ウォーケン情報!
9・12・・12チャンネル・・九時!
ティム・バートン監督・ジョニー・ディプ主演の、
幻想的ホラー「スリーピー・ホロウ」やります!
ジョニデだし、メジャーな映画なので、御覧の方も多いかと・・
未見の方は、ぜひぜひ・・首なし戦士”の役!そしてせりふのなし”
の、美しいウォーケン様が、・・・ジョニデも、綺麗!
そのうち、同じく、ティム監督の、ドイツ無声映画「カリガリ博士」
のリメイクも、同じキャストでやるそうです・・
この、「カリガリ博士」最近、NHKで見たんですが・・
♪⌒ヽ(*゚O゚)ノ スゴイッ!!!!!
「恐い!」・・・シュール!!!!!!!!ヾ(>_<)ノ"ギャ-
もーーー昔に映画にしてこの迫力!白黒無声!!・・・
リメイク”が楽しみ・・の反面・・心配・・(゚o゚;) ドキドキ…
ティムバートン監督には、猿の惑星”リメイクで、がっかりしたもんで・・(;´o`)トホホ
原作こわすなよ・・( ̄▽ ̄)ニヤ
スリーピー・・”は、傑作ですが・・シザーハンズ”とかも・・・。




330. Re^2: メビウスの輪 鈴本香気 [URL]  2002/08/30 (金) 23:39
「マルホランド・ドライブ」の公式サイトで、「卓見」と膝をたたくような意見もタマにあるわけですが、何故コーヒーカップが逆?とか、「その場の思いつき」とか「撮影の初歩的ミスだよ」と答えるしかないような、深読みが多いですよねー。
考えれば、あのサイトで盛り上がっている人って、「ストレート・ストーリー」以降のファンなのでしょうね。違いますかね?まだリンチ慣れしてないような感じがして。って偉そうですいません。

「マジソン博覧会」は「マジソンズ博覧会」の間違いでした。「ズ」が抜けていました。訂正いたします。
biglobe内のサイトだったと思います。




329. Re: メビウスの輪 葉月  2002/08/30 (金) 03:54
香気さん>
「マルホランド・ドライブ」のレビュー、UPされていましたね。他の監督たちが引き合いに出されていて興味深く拝見しました。劇場で見たきりなので、ビデオで再見したくなりました。そんな魅力あるレビューでした。

> 公式サイトを覘けば、例によって白けるような探偵ごっこ

あれは私もついつい読んでしまいます。不毛だと思いながらも(笑)
あらかじめ何ピースか多く、または少なくしておいて、ツジツマあわせへ導くリンチの作為を感じてしまいます。その術中にハマるのもまた愉しですが。

>「ツイン・ピークス」劇場版のドライブ感が一番好きなのです。邪道ファンですね。

邪道ではないですよ〜でもリンチファンにしては天邪鬼?(笑)ドナ役が代わっている以外は私もお気に入りです。

Oさん>
「ツインピークス」のDVDはオマケ付ですか?ビデオしか持っていないのでDVDのオマケというのに憧れます(笑)




328. Re: 舞踏 葉月  2002/08/30 (金) 03:28
modimamaさん>
> 私も、踊り”を、生業にかつてしていた者

山岸ファンつながりで「バレエ」でしょうか?踊れる人がうらやましいです〜。

> クリスは、バリバリ、ダンサーなんですよ・・( ̄皿 ̄)うしししし♪
> キング・・”でも、マイケルジャクソン風”に踊っていましたよね
> ・・・やたらすぐ、踊る!♪アラサ"ヘ(・.ヘ)(ノ.・)ノ"コラサ♪
> そんな、奴”なんです・・。

Oさんも書いておられたけど、MTVでウォーケンさんを拝見したときは驚きましたよ〜。

こちらのサイトにはウォーケンさんのファンも多いので、これからも情報があれば教えてくださいね。今後ともヨロシクお願いします(^^)




327. Re: シャムバース 葉月  2002/08/30 (金) 03:23
> ジョン・バース『嘆願書』は、
> 確かに白水社の単行本『現代アメリカ幻想小説』で読めます。
> と、書きかけて思い出しましたが
> 『ダブル/ダブル』というアンソロジーにもあります。

双子限定なんて、おもしろそうなアンソロジーですね。(誰が編んだんでしょう)
白水社の幻想小説シリーズ、アメリカだけ持っていないのです(^^;)これを機会に揃えてみたいです。情報ありがとうございました(^^)

オススメのジョー・R・ランズデールは未読なのですが、Oさんと私は好みが似ていそうなので(笑)チェックしておきますね〜。




326. Re: ファスビンダーの狂人GM? 葉月  2002/08/30 (金) 03:18
Oさん>
> ファスビンダーは全部観なくちゃ駄目です。
> と、強要したいところですが

いや〜強要されたいです(笑)樋口ヒロユキさんの書き込みも併せてとっても観たくなりました。がんばって観る機会を見つけたいです。

> 『オースティン・パワーズGM』のご感想も。ぜひ。

これはゴードン・ルイスと違って(?)可愛らしい「おばか映画」でした。音楽とパロディとカメオ出演目当てですが、ゲストは今までで一番多かったです。トム・クルーズ、ブリトニー・スピアーズ、グウィネス・パルトロウ、ケヴィン・スペイシー、ダニー・デヴィート、クインシー・ジョーンズ(ソウル・ボサノヴァ(笑))、オジー・オズボーン(ファミリーで出演)、バート・バカラック、ジョン・トラヴォルタ、そしてスピルバーグ監督etc.何よりマイケル・ケインがオースティンの父親役で出るというのがとっても楽しみで、期待は裏切られなかったです(^^)ラストには「アルフィー」のテーマ曲も流れましたし。なぜか「ミス・ユー」も。
パロディもいろいろあったけど、デスティニーズ・チャイルドのビヨンセが演じるアフロヘアの「フォクシー・クレオパトラ」が最高。往年のブラック・ムービースター、パム・グリアの役名「フォクシー・ブラウン」と、「クレオパトラ危機一髪」などのクレオパトラシリーズを合体させたネーミングで、彼女が登場するときには「黒いジャガー」のテーマ曲が流れるのも嬉しかったです(^^)

> > 『どっかの片田舎。オーバーオールのおじいさん。
> 全然違うかもわかりませんが『デビルズ・ゾーン』は、

多分、これのような気がします。「デビルズ・ゾーン」で検索したら、マネキンが出てくるし、おぼえのあるシーンもありました!さすが、すごいです!ありがとうございました!懐かしいのでレンタル店で借りてみようかなぁ。

鈴本香気さん>
>「マジソン博覧会」というB級映画紹介のサイトがあります、ここの掲示板で聞く方が早いと思います。

GoogleやYahoo!で「マジソン博覧会」を検索しましたが、1件も一致するサイトがなかったのですよ??Oさんがおっしゃっている「デビルズ・ゾーン」のような気がするのですが、おもしろそうなサイトなので、URLをよかったら教えてくださいませ(^^)

樋口ヒロユキさん>
ファスビンダーについての情報ありがとうございますm(^^)m
深いファンが多いのですね、ファスビンダー。とっても観たくなりました〜(^^)




325. メビウスの輪 鈴本香気 [URL]  2002/08/29 (木) 22:01
「マルホランド・ドライブ」がついにビデオ&DVDで出ましたね。公式サイトを覘けば、例によって白けるような探偵ごっこが続くばかり。もっと映像の側からの言及があると思っていたのですがね。リンチのファンの質も落ちたなー等と偉そうなセリフをつい吐いてしまいましたが、そんな当方も辻褄合わせに必死です。「ツイン・ピークス」劇場版のドライブ感が一番好きなのです。邪道ファンですね。

O様>
ちょい前の「アナザー・プラネット」の件ですが、二人組みのサングラスして黒背広を着た宇宙警察(ですよね?)のキャラをパクっていたという事であります。
それと「美術手帳」のちょい前の号で、来日した元ファクトリーのメンバーのインタヴューがあり「時計仕掛けのオレンジ」云々といった部分がありましたが、「ヴィニール」の事だったのですね。監督はモリセイ?それなら探しても観たいんですが。
ウォーホルとモリセイの共作とフィルモグラフィにあっても、実際にイニシアチブを取ってたのはどっちなのでしょうかね?
「オンディーヌの恋」とか「ロンサム・カウボーイ」なんてウォーホル作とあれば、共作ともあり、実質モリセイともあるし・・・。
ジョスリン・プークですが、あの乱交シーンでのガムラン(?)風味の曲を作った人です。
で「アイズ・ワイド・シャット」ですが、観返す度にエピソードを極限まで切り詰めて、無駄がないのに感心をさせられるのですが、「マルホランド・・」の場合は、前半の監督の自宅のエピソードは不必要だなー、とか不満が出ちゃうのですよねー、って話が戻っちゃいました。




324. ファスビンダー 樋口ヒロユキ [URL]  2002/08/27 (火) 09:44
はじめまして、樋口ヒロユキと申します。ファスビンダーのお話で盛り上がって頂いてて嬉しい限りです。「ベルリン……」は今年いっぱいしか上映権が確保されておらず、DVD発売の予定もありませんので、是非この機会にご鑑賞ください。突然お邪魔してごめんなさいでした。




323. じぶんも速報? O  2002/08/27 (火) 00:03
葉月さん、みなさん、こんばんは

「ミステリー・マガジン」の最新号が
ジョー・R・ランズデールの特集です。
ちょびっと嬉しい。
ハップとレナードのシリーズの映画化は
デビッド・リンチではなくなったようです。
ちょびっと残念。

ジョー・R・ランズデールは葉月さん、
お好きだと思うのですが。どうかしら。
駄目なら御免と謝りつつ薦めます。

関係ないけれども
9月を前に。ということもあるのか。
「新潮」ではドン・デリーロの特集でした。
最新中篇『ボディ・アーティスト』の全訳が載っています。
ちょびっと想像していたのと違いましたが。
でも。好きな作家なので。

そうそう。
『ツイン・ピークス』DVDを予約しました。
一応、ほんと一応、限定らしいです。
以上が速報?でした。

modimamaさん

『フェリーニのローマ』はすてきな映画ですよね。
ローマの街を踊るようでした。

かつてであろうと、これからであろうと
> 踊り”を、生業
なんて、なんと、すてきなことでしょう。
じぶんは観るだけです、ので。
と。
でもね。

リズム感もなけりゃ
身体もコチコチですが
胸が
どきんどきんとしています。ので。
それだけで、
もう既に十分
じぶんも舞い踊るヒトなのだと
勝手に決めております。ので。
ぼやき寝不足あくせくしながら
弛んだ腹との生活も、生活こそが
踊ることだと
やはり勝手に決めております。
ららら踊り子。ちゃんちゃん。

そう、まおまお、クリスさん。
一時期、デスクトップの上には
ファットボーイ・スリムのPVが置いてあり、
度々愉しませて頂いておりました。
感謝している旨、お伝えくださればと。

鈴本香気さん

じぶんは割合嫌いではないのです。ので。
取り敢えず観たいですね。
http://bloodfeast2.net/
既に御存知かもわかりませんが
予告は観られる様です。

夏がぶり返しましたね。
では、また。




322. 速報? 鈴本香気 [URL]  2002/08/26 (月) 21:43
ゴードン・ルイスの新作は「血の祝祭日2」で、何とジョン・ウォーターズ王子も特別出演らしいです。
以上、速報(?)でした。




321. 舞踏 modimama [URL]  2002/08/24 (土) 21:54
0様?・・でいいのかな??>
私も、踊り”を、生業にかつてしていた者
土方さんや、大野さんの、舞踏は、よく聞きます・・
残念ならら、観てないのですが・・m(。_。;))m ペコペコ…
勅使河原さんや、その系統の、ダンサーは、身近ににいて、
本家ならずとも、舞踏は身近だった頃がありました・・。
ご高齢にかかえあらず、すばらしいですよね・・。
人”は、もっと、自由にみんな、踊る”ことを、生活にしたらいいのに・・なんて思います・・。
クリスのキング・・”暗いけど、いいですよね・・
監督は、すごく日本”びいきらしいです・・。
なんか、誤解してるも、部分も、あるらしいけど・・<マニア曰く>
クリスは、バリバリ、ダンサーなんですよ・・( ̄皿 ̄)うしししし♪
キング・・”でも、マイケルジャクソン風”に踊っていましたよね
・・・やたらすぐ、踊る!♪アラサ"ヘ(・.ヘ)(ノ.・)ノ"コラサ♪
そんな、奴”なんです・・。
これからも∃ □ =ノ 勹_〆(・・*)♪なんて、
妻でも、ないくせに・・・ヾ(☆o☆):ヲホホホホホホ・・・・

葉月様>
リンク、ありがとうございます!!
あらためて、∃ □ =ノ 勹_〆(・・*)♪
これからも、あそびに、来させていただきまーす!!




320. 舞踏 O  2002/08/23 (金) 00:54
葉月さん、みなさん、こんばんは

一昨日、昨日と
「土方メモリアル」という舞踏イベントに出掛けてきました。
土方巽を偲ぶ催しです。
http://www.jadefes.jp/jpn/rjjvqh000000qful.html

初日は対談予定に種村季弘が入っていましたが
体調を崩されているようで、替わって四谷シモン
他に、唐十郎、元藤あき子(土方巽のパートナー)
途中より細江英公が参加しました。
初日のパフォーマンスは元藤あき子が
大野慶人をゲストにポーの『大鴉』を踊りました。
最後に、元藤あき子の衣装に土方巽の映像を投影して。
初日は、正直、あまり気持ちが動きませんでした。
土方巽の舞台になってしまっていて。
でも、土方巽は死んでいるのに。

2日目に、笠井叡と大野一雄が踊ったのですが
これは、よかった。
車椅子から立ちあがれない
大野一雄の状態が云々では決してなくって
ひとりの表現者の極みとして
大野一雄の手の表情のあたたかさを感じました。
笠井叡の生舞台は初めて観たのですが
後半にかけてのとび方というかはじけ方は、
やはり惹きつけるエネルギーを感じさせられました。
超満員の立ち見でシンドかったけれども。

考えてみたら
初めて葉月さんのこちらへお邪魔したのは
大野一雄の映画を観ながらでした。
自分のハンドルの所以です。
確か、ジャック・スミスの検索で
辿りついたのでした。
大野一雄とジャック・スミスの映画が
似ているような気がしたもので検索してたのでした。

modimamaさん、はじめまして。
アベル・フェラーラ監督作って、何本か好きなのがあります。
クリストファー・ウォーケンとだったら
『キング・オブ・ニューヨーク』も格好良かったです。




319. シャムバース O  2002/08/23 (金) 00:52
ジョン・バース『嘆願書』は、
確かに白水社の単行本『現代アメリカ幻想小説』で読めます。
と、書きかけて思い出しましたが
『ダブル/ダブル』というアンソロジーにもあります。
これ、
シャム限定ではないですが双子や分身ものを集めたものでした。




318. ミッドナイトもろもろの2 O  2002/08/23 (金) 00:46
『トゥインクル・トゥインクル・キラー・カーン』は輸入版ですが
"Ninth Configuration"というタイトルでDVDになっています。
『フォービデン・ゾーン』は、おっしゃる通りです。
香気さんは、お好きでしたか?
『アイズ・ワイド・シャット』はクリス・アイザックの印象が強いのですが
ジャスリン・プークはスコアを描いたひとですか?
他にどんな作品を手掛けているのでしょう。
ダニー・エルフマンの映画音楽は
『ピーウィーの大冒険』が一番好きです。
『ドゥームド・ラブ』は、どうだろう。
好き嫌いがかなりあると思います。
期待しないで観たら、たまたまツボにはまりました。
という感じの類かも。
『イーディ/チャオ!マンハッタン』はウォーホールではないですね。
イーディのドキュメントかどうかわかりませんが
一時期、イーディはウォーホール映画のヒロインでしたから
『チェルシー・ガールズ』『プア・リトル・リッチ・ガール』『ビューティ#2』とか。
ドキュメントといえばドキュメントかも。
ウォーホールとイーディでは、『ヴィニール』というのが好きです。
ジャック・スミスの影響を受けた実験映画で
原案は『時計仕掛けのオレンジ』。イーディが可愛いです。
ポール・モリセイは
『ベートーベンの甥』というのが邦版で出ていました。
ジェーン・バーキンです。




317. ミッドナイトもろもろの1 O  2002/08/23 (金) 00:45
ラス・メイヤーの映画は自分も大好きです。
映画魂あふれていますよね。
確か『真夜中の野獣』だったと思うのですが
8ミリフィルムのダイジェスト版を持っていました。
ただでさえラス・メイヤー。
ダイジェストされるとなんだかわからんちんでした。
『ワイルド・パーティ』は、
たまにWOWWOWでオン・エアされていますよ。
この作品で使われている
ストロベリー・アラーム・クロックの曲って
『オースティン・パワーズ』でも使ってますよね。

『ブラザー・フロム・アナザー・プラネット』
『マトリックス』の元ネタだとは知りませんでした。
今度、機会があったら観較べてみますね。
葉月さんのおっしゃるように
ジョー・"ブラザー"・モートンは印象的でしたよね。
ジョン・セイルズの最近作は観ていないのですが、
どんなものなのでしょう。

ジャームッシュは近作も割合好きですが
『パーマネント・バケーション』
なんだか、きらきらと、うつうつしていましたよね。

『サマーナイト』って、そういえば印象が薄いですね。
ウディ・アレンて微妙に多作でうっかりすると見過ごしちゃいます。
『サマーナイト』前後のウディ・アレンのイメージって
精子の被り物から、精神j科のカウチへの移行期という感じです。
「おいしい生活」だったかでしたっけ。CMありましたよね。

ケネス・アンガーのLDはアスミックですね。
ビデオはネットワークTOP10。
しかし、どちらもミッドナイト・レーベルのロゴ。
まあ、アスミックの子会社なんでしょうね。
チラシを見たら86年がカルトムービー・ウェイブ元年なんですって。

「美術手帳」のアンガーのインタビューによると
最近までビデオ作品も撮ってたそうです。観たいですね。




316. Re^2: 2000人の狂人 鈴本香気 [URL]  2002/08/23 (金) 00:26
葉月様>

> B(C?)級スプラッタって感じですか?オバカ映画って感じ?

<オ>が頭につくような上品なものではございませぬ。
ジョン・ウオーターズを師匠と崇める大学の映画研究会の部長が、嫌がる後輩を殴りながら作った作品。という例えは逆にわかりにくくしているでしょうか?
しかし端的に評せと問われたら、こう答えるしか御座いません。この例えで「よけい観たくなった」という人だけご覧になられて下さいませ。
でも「観たい」と思った作品が観れないのって、精神衛生上に悪いですよねー。

> 『どっかの片田舎。オーバーオールのおじいさん。マネキン人形』

「マジソン博覧会」というB級映画紹介のサイトがあります、ここの掲示板で聞く方が早いと思います。
検索するとすぐに見つかると思いますよ。




315. ファスビンダーの狂人2000 O  2002/08/23 (金) 00:19
ファスビンダーは全部観なくちゃ駄目です。
と、強要したいところですが
なかなか観る機会がないので理性が保てます。
『十三回新月のある年に』や『聖なるパン助に御用心』
オムニバスですが『秋のドイツ』の一篇は、
とてもプライベート色の強い作品で、
おすすめする類ではないのですが
自分には、なんだか迫るものがあります。
『十三回新月のある年に』なんてファスビンダーが
自分でカメラをまわしているのですが、へたっぴです。
編集もファスビンダー自身なのですが、なんだか冗長です。
音楽はロキシー・ミュージック、スーサイド、マーラーとベタです。
性転換者が恋を失くして自殺するために都会をうろうろする話です。
同性の恋人が自殺した直後に撮った作品なんだそうです。
で。
『自由の代償』『ペトラ・フォン・カントの苦い涙』
『少しの愛だけでも』『シナのルーレット』なんかは
とても普遍的な物語だと思いますし
『四季を売る男』『不安と魂』『第三世代のテロリスト』などは
とても批評精神を感じます。
監督はダニエル・シュミットですが
脚本・主演の『天使の影』も良い映画です。
なかなか観られないのが残念ですが、
ビデオ、DNDの英語字幕入り輸入版はいくつかあります。
今年で亡くなって20年なのですよね。
『ベルリン・アレキサンダー広場』
レイトショーもあるようです。
ご覧になる機会がありましたら、葉月さんのご感想聴かせてください。
もちろん
『オースティン・パワーズGM』のご感想も。ぜひ。

> 『どっかの片田舎。オーバーオールのおじいさん。マネキン人形』

全然違うかもわかりませんが『デビルズ・ゾーン』は、どうでしょう。
マネキンか蝋人形か。うろ憶えですが。
ちょっと『悪魔のいけにえ』もどき。
オーバーオールはどうだったかな。




314. Re: 2000人の狂人 葉月  2002/08/22 (木) 16:14
香気さん、こんにちは〜(^^)

> 「2000人の狂人」は必死に探す必要は無いですよ。少なくとも当方は腰砕け。倒れてしまいました。

「惨劇の館」や「死霊の盆踊り」のようなB(C?)級スプラッタって感じですか?オバカ映画って感じ?
スチール写真だけ見るとすっごく怖そうなんですが。「悪魔のかつら屋」とか、タイトルだけでそそられます(笑)腰砕けになるの覚悟で見たら面白いかしら。こんなに昔によくやった!って感じで。

> ゴードン・ルイスより、ラス・オッパイ星人・メイヤーを探した方が懸命と思います。

ラス・メイヤーも見たことないんですが、「ワイルド・パーティー」の絵葉書などは集めています(笑)観たいです!
名作といわれ、妄想が膨らみガクっときたのもありますが、昨年ようやく観れた「ウィッカーマン」はよかったです。クリストファー・リーすごい!スター・ウォーズのドゥーク伯爵もよかったけど。

ところで、香気さんやここにいらっしゃる方は古いホラーやB級映画もたくさん観ておられる感じですね?こんな映画をご存知ないですか?

『どっかの片田舎。オーバーオールのおじいさん。マネキン人形』

ずっと昔(70年代)にローカル局で深夜に観たきりなので、これだけしか覚えていないのですが(笑)とにかくキショク悪くて怖くて眠れなかったのです(^^;)おぼえのある方いらっしゃったらタイトルだけでも教えてくださいませ〜。




313. 2000人の狂人 鈴本香気 [URL]  2002/08/21 (水) 10:05
>コフィ葉月さま
「2000人の狂人」は必死に探す必要は無いですよ。少なくとも当方は腰砕け。倒れてしまいました。頭の中で妄想が膨らみ勝手に<傑作>とテンションを上げた当方が悪いのですが。
ゴードン・ルイスより、ラス・オッパイ星人・メイヤーを探した方が懸命と思います。
一体験者からの忠告ということで。




312. Re: ファスビンダー映画etc. 葉月  2002/08/21 (水) 02:23
Oさん、こんばんは(^^)
情報ありがとうございます。ブレッソンのオススメ作品もたくさん挙げてくださって嬉しいです。
ファスビンダーも「マリア・ブラウンの結婚」「ケレル」しか観ていないのですが(有名なのばかり?ミーハー観客です(^^;))他の作品でこれは観ておかないと!というのあったら教えてください。

> 来週8/24(土) 25(日)、大阪でも観られるようですよ。

サイトはのぞきにいきましたが、24日は「オースティン・パワーズGM」の初日にいく予定なので(笑)なんだか文芸映画の話の中であれですが(^^;)70年代ブラックムービーのパロディと有名スターのカメオ出演が楽しみ。

別ツリーですが、ハーシェル・ゴードン・ルイス「2000人の狂人」をゼヒ見てみたいです。どこのレンタル店にも置いていないし、いまさらセルビデオもねぇ。「血の祝祭日」はウォーターズの「シリアル・ママ」でビデオ流れてましたよね(笑)2002年に監督復帰するってウワサも聞きましたがどうなんでしょう。

>「ブラザー・フロム・アナザー・プラネット」

ジョー・モートンはこの作品のときが一番好きです。「ブルース・ブラザーズ2000」「ターミネーター2」とかの印象も強いけど。ジョン・セイルズとの作品では「希望の街」もよかったなぁ。

>当時、ジム・ジャームッシュの
『ストレンジャー・ザン・パラダイス』がヒットして

ジャームッシュといえばこれが話題になりますね。私は「パーマネント・バケーション」のほうが好きなんですが。「マルドロールの歌」なんか出てきたりして。学生だった私は泣きました〜。

ではまた、いろいろ教えてくださいね(^^)/




311. Re^2: シャム双生児 葉月  2002/08/21 (水) 01:51
皆さん、こんばんは(^^)

いしいさん>
> 民話ってよくよく読んでみると、結構いろんな病気の人がでて
くるんですけどね。

そうかもしれませんね。現実に存在したカタチを具象化したのでしょうか?神話のヘルマフロディトスや人獣、蛭子なども…

スキヤポデスさん、Oさんもいろいろと情報を寄せてくださっていますね。また思いつきましたら書きますね。

スキヤポデスさん>
>あと手塚治虫の「ブラックジャック」でもそれ取り上げているの見たことあります。(巻は失念 切り離された片方が、もう一方が眠るガラス容器を「生き残った方がこうしようって約束してたんだ」と叩き割って二人とも死んじゃう内容でした)

私が前に書いたのと同じだと思うんですが、どうも文庫版には載っていないようなんです。なんかヤバイのでしょうか。サブタイトルが変わっているのかな?(コミックスでは第37話だそうです)逆に、別々の人間をひっつけた話もありました。心臓疾患の子供と母親をひっつけて、血液を送るという「空からきた子供」(文庫では3巻収録)

Oさん>

>シャム双生児で、パッと思い浮かぶのは
ジョン・バース『嘆願書』ですね。

これは未読です。アメリカ幻想小説傑作集とかで読めますか?
バースといえばずっと以前に「やぎ少年ジャイルズ」を買ったとき。作家名と書名をたずねると、「阪神タイガースのバースですか?」と店員さんから聞き返され、マジなのか冗談なのかわからず固まってしまった記憶があります(^^;)
しかしOさんはホントによく観、読んでおられますね。あ、聴くほうも!




310. Re: ありがとうございます 葉月  2002/08/21 (水) 00:55
modimamaさん、はじめまして。
書き込みとリンク、ありがとうございます(^^)

> マンガのシュミや、恐いものみたさの、私に、興味をがんがん”惹いていただいたので、・・リンクさせてもらいます。ヨロシク(゚0゚)(。_。)ペコッ

ありがとうございます(^^)先ほど、こちらからもリンクさせていただきましたのでご確認くださいませ。
modimamaさんのサイト、深いですね。私にも子供が二人おりますので胸がいっぱいになりました。ミヅホくんが可愛い〜(^^)これからも拝見させていただきますね。
クリストファー・ウォーケン(「デッド・ゾーン」でスリーピーホロウの伝説の話をしているところなど、こちらでも話題になりました(^^))や山岸先生への愛もすごいです。好きなマンガの傾向も似ているのでこれからもヨロシクお願いします(^^)

> ぞくぞく・・・お気にいりの文庫は、筒井康隆が、編集している
> 異形の白昼”です・・・・短編、いろんな作家が書いてて
> 色っぽくも、ぞぞぞ〜・・・です”

それは未読でした。ぜひ探してみたいです。筒井さんご自身の短編もけっこう怖いですよね。

> アディクション

ウォーケン様ですね(^^)前にもリクエストがありましたが、映画関連ページここのところ全然更新していませんでゴメンなさい〜ぜひ入れたいと思いますので気長にお待ちくださいませ(^^;)




309. 追伸 modimama [URL]  2002/08/19 (月) 22:37
・・・。
しつこく(* ̄_ ̄)ゞ ゴメンゴメン
↑<このサイトに、顔文字は、変”だね・・・(・・;)アセアセ…>

映画、ドラキュラ”部門に、アベル・フェラーラ監督、クリスト・ファーウぉーケンの、アディクション”いれてくださーい!
立派な、吸血鬼です。東京ファンタでも、賞とったよな????




308. はじままして” modimama [URL]  2002/08/19 (月) 22:02
こんわんわ!
マンガのシュミや、恐いものみたさの、私に、興味をがんがん”惹いていただいたので、・・リンクさせてもらいます。ヨロシク(゚0゚)(。_。)ペコッ
山岸凉子や、映画、脳死状態の息子のhpを、アップしてる、者です。
エル・トポ”など、いろいろ、( ̄x ̄(_ _( ̄x ̄(_ _そうそううなずけるとこがあり、かきこしてます。
ぞくぞく・・・お気にいりの文庫は、筒井康隆が、編集している
異形の白昼”です・・・・短編、いろんな作家が書いてて
色っぽくも、ぞぞぞ〜・・・です”
では、しつれいします。




307. Re: ミッドナイトバブル 鈴本香気 [URL]  2002/08/19 (月) 19:52
>0様へ

> ラス・メイヤーのビデオ上映会なんてのもありました。

先日「フォスター、プッシィキャット・キル・キル」を観たのですが、面白かったです。びっくりしましたよスピーディなカット割りに。スコセッシのデビュー作と言っても通用すると思う。
で勢い付いて「ワイルド・パーティ」の輸入盤を注文してしまいました。バカタレですね。

> 『ブラザー・フロム・アナザー・プラネット』

コレに出てた宇宙人の二人組って「マトリックス」での元ネタですよね?

ああ、確かにジャームッシュが注目されていた時期でしたね。それで同時期の若手作家のを、まとめて買占めしたのですね。まさにバブルなり。
ミッドナイト系から話は飛ぶのですが、ウッデイ・アレンの「サマー・ナイト」って何故かビデオ化が遅れましたよねー。ふと脳内リンク。

ついでにアンガーもここで。
ゲダレオのってレンタルで出ます?LDは別のメーカーから出たのですよね。って人づてに聞いたのですが。ベーターでも出てたのですね。時代を感じますね。

> 『トゥインクル・トゥインクル・キラー・カーン』

キラー・カーンと言えばアンドレ・ザ・ジャイアントとの名勝負数え歌が懐かしい・・・違いますね。パッケージすら見た記憶がありません。当地のビデオ店には出回らなかったのかも。

> 『フォービデン・ゾーン』

これ観た事あるかも。確認します。自宅の地下に四次元の世界があって、探検するという怖ろしくチープなのじゃなかったですか?

> 音楽もダニー・エルフマンで、主題歌が楽しい。

この作曲家は大好き。でも一番に気になっているのは「アイズ・ワイド・シャット」のジャスリン・プークなのですがね。

> 『ドゥームド・ラブ』

これは完全に未見。演劇畑と言えば、シェークスピアのをやっている偉いご老人の演出家の監督作ってありましたよね?名前は失念したのですが、何故かコレは近所のビデオ屋にあります。借りた事はありませんが。
凄いレア物というのなら、急いで借りてダビしますが。

> 『イーディ/チャオ!マンハッタン』

こんなのまでビデオ化してたなんて。どうせならポール・モリセイの初期作も出せば良かったのに。
確かウォーホル自身がキャメラを廻したイーディのドキュメントがあるのですよね?コレの事なのでしょうか?「夜想」18号のフィルモグラフイにはそのような記述がみられるのですが?




306. ミッドナイトバブル O  2002/08/19 (月) 00:16
鈴本香気さん

ハーシェル・ゴードン・ルイスは最近DVDにもなっていますよね。
ビデオ化された当時は宣伝を兼ねてスクリーンでの上映もありました。
小規模でしたが。アンディ・ミリガンの映画とかも。
ラス・メイヤーのビデオ上映会なんてのもありました。
こちらは輸入版でしたが。
『ブラザー・フロム・アナザー・プラネット』は、よい映画ですよね。
あれもPFFの上映のあと劇場公開されました。

> それにしてもこんな卒業制作まで出すなんて不思議。
> 契約したアメリカの会社のリストにたまたま入っていた、
> という事なのでしょうね。

どのような契約があったかはもちろん知りませんが
「ニューヨーク大学映画科」という括りが
ひとつあったかもわかりません。
当時、ジム・ジャームッシュの
『ストレンジャー・ザン・パラダイス』がヒットして
ほぼ同年代のNY大出身作家の
スパイク・リーやジョン・セイルズにも
注目が集まったということがあるかも。
「カルト」という括りと「インディペンデント」という括りが
商品として消費されだしたバブルの時だった気がします。

佐藤重臣は
ワイズ出版から『祭りよ,甦れ!』という書籍が出ています。
映画にも出演しているのですが、
なんかお腹がぽっこりしていてたぬきみたいです。

『トゥインクル・トゥインクル・キラー・カーン』は
『エクソシスト』の原作者
ウィリアム・ピーター・ブラッティの監督作です。
ステイシー・キーチが出ています。
精神病棟を舞台にした不条理で、
ちょこっと宗教的な、切ない物語です。
『フォービデン・ゾーン』は
リチャード・エルフマン監督作のへっぽこSFミュージカル。
このひとはオインゴ・ボインゴのダニー・エルフマンの兄弟かも。
音楽もダニー・エルフマンで、
この後、ティム・バートンの音楽とかも手掛けてます。
主題歌が楽しい。
『ドゥームド・ラブ』は
アンドリュー・ホーンという芝居畑のひとの監督作。
背景が描き割りで棒読みの台詞回しによるラブストーリー。
なんだか洒落ているようで、
でも、いびつな感じも漂う不思議な映画でした。
『イーディ/チャオ!マンハッタン』は
ウォーホールのファクトリーの女優イーディ・セズウィックの
セミ・ドキュメント・ドラマ。本人が出ています。
イーディ・セズウィックについては、
『イーディ  60年代のヒロイン』という書籍が出ていました。

葉月さん、ごめんなさい。また長かった。




305. マジック・ランタン・サイクル O  2002/08/19 (月) 00:14
鈴本香気さん、こんばんは。

> 「快楽殿・・」のオープニングのクローズ・アップは
> フェティッシュで最高。
> 指に指輪が増えていくのも良いです。でも後半が・・・。

じぶんは後半も嫌いではないのですが、
オープニングは確かに素晴らしいですよね。
『プース・モーメント』のオープニングもすてきですよ。
ヤフオクで2万はひどいですね。中身はダゲレオ版も一緒なのにね。
最近はあまりレンタルビデオを覗かないのですが、
あってもダゲレオ版がほとんどなのかしら。
じぶんはベータ版とLDで持っています。
当時LDデッキは持っていなかったのですが、
これだけは絶対に欲しいと食費をつめて買った想い出があります。
バカタレですね。

「美術手帳」の新しい号にもケネス・アンガーの記事が出ていました。
特集はマシュー・バーニーの『クレマスター』。
今度特集上映されるのですが
『ベルリンアレキサンダー広場』に続いて
長時間の鑑賞にチャレンジしようかと思っています。
この号、他に草間弥生や横尾忠則の記事もあります。高いけれど。

クエイ兄弟の最近作は
去年のイメージフォーラムフェスで2本上映されましたが
内1本はCSのシアターテレビジョンの中で放映されていましたよ。
『DUET Variations for the Convalescence of A』というやつ。
マシュー・ボーンという振付家がホスト役の
『ストレイト・アップ』という番組の中でした。
次に再放送があればお知らせしますね。
最近のクエイ兄弟は
ダンス/ひとの動きに接近する作品が多いようです。
シュバンクマイエルの「乱歩映画」という与太も言いましたが
クエイ兄弟の人形アニメと暗黒舞踏を組み合わせた
「乱歩映画」も面白そう。




304. Re: シャム双生児 O  2002/08/18 (日) 23:19
いしいさん、こんばんは。

シャム双生児で、パッと思い浮かぶのは
ジョン・バース『嘆願書』ですね。
ナボコフ『ある怪物双生児の生涯の数場面』は
シャムだったったか?
> 神話以外の古典
というほどではありませんが
先ほどブレッソンについて名前を挙げましたディドロの
『ダランベールの夢』にも
シャムに関する記述があります。
ちょこっとだった気がしますが。
「シャム双生児」という言葉そのものが
チャンとエン以降ですものね。
未読ですが
マーク・トウェインにも
『かの異形の双生児』というのがあるそうで
ただ、これがシャム双生児なのかどうかわかりません。
『運命の双子』という
チャンとエンのシャム兄弟のノンフィクションが
去年だったか、邦訳されています。
と、なんだか今更ですが、御参考までに。




303. ブレッソン映画 O  2002/08/18 (日) 23:16
> ブレッソンは「ラルジャン」と「白夜」しか観たことないですが、
> なんか厳しいですね。ストイックというのか。
> 「白夜」などヴィスコンティの解釈と
> 全然違っていて興味深かったですけれども。
> ブレッソン監督作品でオススメがあれば教えてください(^^)

葉月さんは『白夜』もご覧になっているのですね。
全然関係ないのですが
レディオヘッドのアニメのPVを観た時『白夜』を想起しました。
で、ブレッソン。
ブレッソンのまなざしは、
じぶんには強靭でいて、なお、せつないものに思えるのです。

じぶんはミーハーで、全作品好き好きなのですが
ま、やはり『ラルジャン』が一番かしら。
原作はトルストイなんですよね。
また、いずれ劇場公開される予定ですが
『湖のランスロー(騎士)』もおすすめ。
一応、アーサー王のランスロッドの物語です。
たとえば、冒頭いきなりの剣闘場面。
闘いの場面の描かれているものはストイックなのに
観ているこちらの脳味噌の中では、
しっかりアクションしていて、すばらしい。
ほかにも。
『バルタザールどこへ行く』『少女ムシェット』なんか、
以前は幻の名作の観がありましたが
今では邦版DVDでも観られてうれしいです。
逆に今現在なかなか観る機がありませんが
『白夜』と同じくドストエフスキー原作の
『やさしい女』はドミニク・サンダのデビュー作です。
ドミニク・サンダ。やはり、まなざしの強い美しい女性ですよね。
初期の作品の中では
『田舎司祭の日記』がお気に入りです。
『少女ムシェット』ともどもベルナノスの原作です。
『ブローニュの森の貴婦人たち』は
ディドロの原作をもとにコクトーが台詞を書いたものです。
一般的にも名作の誉れ高い『抵抗』『スリ』なんかも
もちろん傑作ですよね。
『ジャンヌ・ダルク裁判』は多くのジャンヌ映画の中でも
1、2を争うものだと思います。
と、こうしてみると
題材的には澁澤龍彦っぽかったりもするかも。案外ね。
物足りなかったり退屈に感じられる方もいらっしゃるかもですが
どれも、やはり「ブレッソン映画」という独特の存在感があります。
モノは試しで一度くらい体験してみてもよいかも…
と尻つぼめつつおすすめでした。




302. Re: シュオッブ素敵ですね O  2002/08/18 (日) 23:02
絵里さん、こんばんは。

「痛ましいがしかし真心のこもった書」
『モネルの書』
ますます読みたくなりますね。
『黄金仮面の王』で思い出すのは
国枝史郎『神州纐纈城』です。
趣はまったく異なりますが影響はありそうですよね。
どちらも脳味噌の別々のところで好きな作品です。
仕事の都合次第なのですが、上手くいけば
火曜日に種村季弘も出席する
トークショーに行きたいと思っています。
土方巽に関する催しです。上手くいきたい。




301. 晴雨 O  2002/08/18 (日) 22:41
虹男さん

山本タカトは、どなただったか。
なんとなくしか浮かんできませんが
おそらくこの人かなと思われる画集を
立ち読したことがある気はします。
佐伯俊男は、最近になって、
また活発に活動されているようですね。

先週、伊藤晴雨の『晴雨秘帖』という
新刊書を購入しました。
再録されたもののいくつかは
別の形で所有しているのですが
「責め」に関する書簡も収められていて
興味を惹かれました。
しかし。
「責め」だのなんのは別にして
晴雨の絵は綺麗ですね。




299. ファスビンダー映画 O  2002/08/18 (日) 22:16
葉月さん、みなさん、こんばんは。
東京は台風なのかな。降ったり止んだりの雨です。

葉月さん
バリー・ホワイトというと最近はアリーとなってしまいます。
て。なんだか。

きょうは、ファスビンダーの宣伝係です。
『ベルリン・アレキサンダー広場』
来週8/24(土) 25(日)、大阪でも観られるようですよ。

http://www.alpha-net.ne.jp/users2/planet1/link/this_month.html

第七藝術劇場というところだそうです。
ファスビンダー映画は
他のニュージャーマンシネマの監督たちの作品に較べて
なんとなく鈍臭く洗練されていないようなところも多いですが
その真摯さでは抜きん出ている気がします。
だからどうだという気もしますがゴダールが
最後の映画作家としてファスビンダーの名前を挙げていました。
じぶんの捉え方に過ぎませんが
「ファスビンダー映画」というように括れてしまう映画監督は
ファスビンダー以後は、まだ現れていないのではと思っています。
「フェリーニ映画」「ブニュエル映画」「黒澤映画」とか。
そんな意味で。
『ベルリン・アレキサンダー広場』は、
「ファスビンダー映画」の要素が全部詰まっています。
冒頭での、ぐい〜んとした映像や後半のリングの場面とか。
なんだかわからないけれども、うきうきしてしまいます。
日本語字幕入りは、これから初めて観ますが
別にも映画化されているデーブリンの原作から
一見遠くて、しかし一番忠実な映像化だと感じていました。
今回の字幕でその辺も確認したいです。
と。じぶんが観に行けるのは月末になってしまいそう。
愉しみは最後に。

もしもご覧になるようでしたら
ご感想を聴かせてくださいね。




298. シャム双生児について スキヤポデス [URL]  2002/08/15 (木) 19:45
葉月さん、いしいさん、こんばんは。

今日別件で何気なく澁澤龍彦コレクションの『天使から怪物まで』をパラパラやってたら、ロベルト・ムジールが『特性のない男 第3部』でシャム双生児を取り上げているみたいですよ。
あと手塚治虫の「ブラックジャック」でもそれ取り上げているの見たことあります。(巻は失念 切り離された片方が、もう一方が眠るガラス容器を「生き残った方がこうしようって約束してたんだ」と叩き割って二人とも死んじゃう内容でした)




297. ありがとうございます いしい [URL]  2002/08/15 (木) 01:12
さすがお詳しいですね。
横溝正史までがシャム双生児を書いていたとは
知りませんでした。
他に何かありましたらまたお願いします。
直接関係はないんですが、シャム双生児が神話以外の古典に
現れたという話はあまりききません。
民話ってよくよく読んでみると、結構いろんな病気の人がでて
くるんですけどね。




296. Re: シャム双生児 葉月  2002/08/14 (水) 03:05
いしいさん、こんばんは。お久しぶりです(^^)
サイトのほう、いつも興味深く拝見しております。

> 知人が「黒檜姉妹」という山田風太郎の小説についての論文を
> 書いているんですが、シャム双生児をあつかった小説って
> 何か御存じでしょうか?

パッと浮かんだところでは…
「シャム双生児の秘密」エラリー・クイーン
「孤島の鬼」乱歩
「悪霊島」横溝
「親指Pの修業時代」松浦理英子
なんだかメジャーどころばかり(^^;)既にご存知かも。

コミックはダメでしょうか?
「半神」萩尾望都
「ブラックジャック(2人のジャン)」手塚治虫

映画では…
「ツイン・フォールズ・アイダホ」「バスケットケース」「フリークスも人間も」「ロスト・チルドレン」

うーん。他にも思いついたらまた書きますね。ここにいらっしゃる皆さんも詳しそうなのでご存知でしたらヨロシクお願いしますm(^^)m




295. シャム双生児 いしい [URL]  2002/08/12 (月) 01:26
おひさしぶりです。
リンクさせていただいています現代特殊民話の石井です。

今日はみなさまの知恵をお借りしにきました。
知人が「黒檜姉妹」という山田風太郎の小説についての論文を
書いているんですが、シャム双生児をあつかった小説って
何か御存じでしょうか?
もしなにかありましたら教えて下さるようお願いいたします。




294. 乱歩 虹男  2002/08/10 (土) 05:21
>Oさん
この前、名古屋の生活倉庫で佐伯俊男さんの画集を見つけました。
山本タカトさんなんかもイイ雰囲気ですよね。
二人とも乱歩の作品の挿絵や表紙絵を描いたらとても合うと思います。
>葉月さん
丸尾さんの作品で「屋根裏の哲学者」という乱歩の「屋根裏の散歩者」を思わせるような作品があります。
でもタイトル以外あんまり共通点がないんですよね。
僕はぜひ丸尾さんに乱歩の「パノラマ島奇談」や「孤島の鬼」をマンガ化して欲しいと思います。
特に「パノラマ島奇談」の島に理想郷を作り上げるという奇想天外な発想と丸尾さんの幻想的な世界に合うと思います。




293. シュオッブ素敵ですね 絵里  2002/08/10 (土) 01:33
O様、シュオッブの「モネルの書」はまだ読んでいないのです。グールモンが「仮面の書」の中で、”悲しみと愛の傑作、痛ましいがしかし真心のこもった書”と呼んでいて、とても読みたいのです。小沢書店から1984年に出ている堀口大学全集・補巻2に「モネルの言葉」として収録されているのを読もうかと思っています。これなら図書館などでもあるかと思います。今読んでいるシュオッブは、矢野目源一訳、種村季弘解説の「黄金仮面の王」です。素晴らしいです。種村氏の解説には、ドキドキします。
葉月様、盲獣サイトじっくり拝見させていただきます。わくわく・・。




292. Re: リンクとご挨拶) 葉月  2002/08/09 (金) 03:06
青龍堂さん、はじめまして。書き込みとリンクありがとうございます(^^)

> 先日ポランスキーの「マクベス」の記事をUPしたさいに、参考web−siteとして同記事末尾に、こちらの「マクベスFile」へのリンクを張らせていただきました。ついでに当TOP下左のリンクコーナーにも「バナーリンク」を張らせていただいた次第です。

ありがとうございます。ポランスキーのページは未完成部分が多いのでお恥ずかしいですが(^^;)
先ほど青龍堂さんのサイトも拝見させていただきました。守備範囲の広さでは青龍堂さんが先をいっておられると思います、ホント。とても見ごたえがありました。これからも楽しみにしてまいります。
こちらからもリンクをはらせていただきましたので今後ともヨロシクお願いいたしますm(^^)m




291. Re: 乱歩 葉月  2002/08/09 (金) 03:01
虹男さん、こんにちは(^^)

> 丸尾末広さんのギチギチくんというマンガを見ました。何と内容は小学校を舞台にしたギャグ感覚の作品です。

けっこう好きです。ギチギチくん。かわいいですよね、裸も(^^)悪魔教の教祖みたいなアンガー様ってケネス・アンガーかな(笑)

> 僕は一度丸尾末広さんに乱歩作品のマンガ化をやってもらいたいですね。
> かなりイメージとピッタリだと思います。

ほんとにピッタリですよね。丸尾さん乱歩作品をホーフツとさせる部分はけっこうありますけど漫画化はないのかな?
イラストでは「押し絵と旅する男」がありますね。ガロの乱歩特集でも二十面相のイラストを描いておられます。




290. Re: まただらとごめん 葉月  2002/08/09 (金) 02:43
Oさん、こんにちは(^^)

> 葉月さん。今年もレズ・ゲイ映画祭行けませんでした。
> 関西では、これからかしら。行かれますか?

東京は8月はじめで終了なのですね。関西の予定はまだたっていないようですが、これから気をつけてみておきます。以前に比べてアジア作品が増えているのかな?

> で。代りにというわけではないけれども。
> ロベール・ブレッソン『ラルジャン』のDVDを買いました。

ブレッソンは「ラルジャン」と「白夜」しか観たことないですが、なんか厳しいですね。ストイックというのか。「白夜」などヴィスコンティの解釈と全然違っていて興味深かったですけれども。ブレッソン監督作品でオススメがあれば教えてください(^^)

> で。江戸川乱歩ですが。
> リンチやホドロフスキーは、実は乱歩とは合わないのではと
> そんな気がするのです。

> それこそシュバンクマイエルなんてのもありだと思うのです。

リンチやホドロフスキーではそのまんまって感じですか?(笑)シュバンクマイエル!いいかもしれませんね。どの作品でもあいそうです。

> ボウイーの声とフィータスの声は、
> 火星でもぐるりと一周したくらいにいつかどこかで似ていると。
> そんな気がしていた時期もありました。

ボウイーの歌い方は70年代のバリー・ホワイトに似ているというか、影響受けてるんではないかなーと勝手に思ってます。

ところでまたまたUSJに行ってきたんですが(アトラクション的にはターミネーターとバック・トゥ・ザ・フューチャーがオススメです)、ユニバーサルではなくミッドナイトレーベルみたいな映画を集めたテーマパークがあったら面白いでしょうね(笑)乱歩のパノラマ島みたいなテーマパークでもいいけど(笑)




289. Re: 盲獣希望・・・ 葉月  2002/08/09 (金) 02:17
絵里さん、こんにちは(^^)

> 「盲獣VS一寸法師」観たいですね。シナリオだけはタコシェで販売していたと思うのですが

オフィシャルサイト見つけました↓

http://www.fjmovie.com/ishii/mojuvs/

リリーフランキーさんってイラストレーターらしいです。塚本監督他、手塚眞さんなど異色のキャスティングも売りのようですね。予告編もこのサイトで見ましたが、けっこう血みどろっぽいです。ビデオなども出てないし、公開も終了しているようですが、ホント観たいですね。乱歩映画祭とか企画されないかしら〜。

スタジオヴォイスの件はOさんが情報をくださってましたね。でも近所の書店には置いていなかったので入手はまだです。がんばって探してみます(^^)

> ケネスアンガーの載っていたスタジオヴォイスはつい最近のです。号数が思い出せず、すみません。でも、特集ではないのです。残念ながら。




288. Re: みなさんありがとーございます。 葉月  2002/08/09 (金) 02:00
sid-さん、こんにちは(^^)
> しかも1988年公開だったんですね!・・・まだちびっこでしたよ。
> その頃にあんな斬新な、不思議な映画があったなんて。

人気の高い「シュバンクマイエルの不思議な世界」は1967年からの短編を集めたものですが、その頃はsid-さんはまだお生まれになってないのですね〜。前に衛星でシュバンクマイエル特集やってましたし、もちろんこの映像も入手可能ですよ〜。

> 次は感想でもさせてもらいます。

ぜひお聞かせください(^^)




287. Re: 「カムイ伝」は、まだ語れません。 葉月  2002/08/09 (金) 01:49
のぼるさん、こんにちは(^^)
> そうなんですね。官能(セックス)的なもの、それと残虐性みたいなものが、小学生には刺激が強すぎた記憶があります。

神話の世界もいろいろ描いておられますが、残虐性とエロティシズムがしっくりときていますね。(洋モノで「うぬは…」や縦書きの描き文字は微笑ましいですが(^^;))

> 感想でも、むしろガルシア=マルケスの方が書きやすい気がします。異文化だからでしょうか。「カムイ伝」は、ううん、まだまだ語れないです。日本人の、ネイティブな、深いものに触れるのが、恐いのかもしれません。カムイという言葉どおり、神のようなものを強く感じて、恐れてしまうのです。誰でも、そういう作品は一作ぐらいは持っているものなのでしょうか。

「カムイ伝」は語りにくいかもしれませんね。BSマンガ夜話でも「忍者武芸帖影丸伝」が取り上げられてましたね。「カムイ伝」は一つの大きなテーマでくくられがちなのが惜しい気もします。また語りたくなられたら、こちらでも聞かせてください(^^)




286. リンクとご挨拶) 青龍堂 [URL]  2002/08/08 (木) 20:23
こんばんは。おはつです。
「新 異邦人ノート」の青龍堂と申します。

先日ポランスキーの「マクベス」の記事をUPしたさいに、参考web−siteとして同記事末尾に、こちらの「マクベスFile」へのリンクを張らせていただきました。ついでに当TOP下左のリンクコーナーにも「バナーリンク」を張らせていただいた次第です。

該当記事は、当HPの<手帖「画竜点睛」3>というページに掲載しております。こちらのFileと違って、簡単な紹介記事ですけれども…(^^; お時間のあるときにでものぞいてみてください。

ところでこちらのサイトは、その名のとおり妖しげ?で、プロフを開くとたくさんの方々の履歴が並び … 守備範囲も広く … どれがホントの顔なのやら … ああラビリンス! 

というわけで、これからもどうぞよろしくお願いいたします。v0v




285. 乱歩 虹男  2002/08/06 (火) 21:43
丸尾末広さんのギチギチくんというマンガを見ました。何と内容は小学校を舞台にしたギャグ感覚の作品です。
あの緻密で美しい絵柄はそのままに今まではとは少し変わった世界が繰り広げられています。
内容は魔太郎が来るや不思議のたたりちゃんみたいに主人公がいじめられたりして不思議な力で報復するという内容です。
>葉月さん
乱歩小説を映画化した作品って本当にたくさんありますよね。
マンガでもいくつかありますよね。
僕は一度丸尾末広さんに乱歩作品のマンガ化をやってもらいたいですね。
かなりイメージとピッタリだと思います。




284. Re: ミッドナイトレーベル 鈴本香気 [URL]  2002/08/06 (火) 15:47
> ケネス・アンガーは失礼致しました。
> まさか廃盤になっているとは知りませんでした。
> それでも、すでに入手されたようですね。いかがでしたか?

観たのは4本のうちの1本「快楽殿・・・」だけでして、やっぱり「・・・ライジング」辺りを見たいですね。
「快楽殿・・」のオープニングのクローズ・アップはフェティッシュで最高。指に指輪が増えていくのも良いです。でも後半が・・・。
全部欲しいですがゲダレオのは高くって。1本にまとめてくれればいいものを、と愚痴の一つも出るわけですよ。
お金の余裕があれば・・・といいつつもクエイ兄弟の短編集を先日に買ってしまいましたが。バカタレですね。

> 『マジック・ランタン・サイクル』の名前で編まれた作品集がありました。

そのビクター(ミッドナイト?)から出た2本組みを置いてあるレンタル店てあるのでしょうかね?あったら教えて下さいと頼んでみたりして。
ちなみにヤフオクにて2万円!これならゲダレオ版を買いますよ。

> スパイク・リーやジョン・セイルズなんかの初期作から
> ハーシェル・ゴードン・ルイスなんかまでラインナップしていたような。
> まだ、たまにレンタル屋で見掛けます。

ゴードン・ルイスのも見掛けますか?当方にとっては幻で・・・。セイルズのって「・・・プラネット」でしてたかね?コレは楽しかった。
偶然にも昨日の事、リーの「ジョーズ・・・」は中古ビデオにて購入しました。それにしてもこんな卒業制作まで出すなんて不思議。契約したアメリカの会社のリストにたまたま入っていた、という事なのでしょうね。

> ジョン・ウォーターズに出会ってサインを貰いました。

羨ましい!それに尽きます。

> 自分がそんな映画たちに出会ったのは、
> 佐藤重臣主催の「黙壷子フィルムアーカイブ」という上映会

みんなこの佐藤氏の名前を挙げますよね。「映画評論」の編集長の人ですよね。たまに古書店で見かけて手にするのですが、「キネ旬」が続いて、これが廃刊なんて理不尽だと思ってしまいますね。

> 「ミッドナイト・レーベル」の中では
> 『ツゥインクルツゥインクルキラーカーン』
> 『フォービデン・ゾーン』『ドゥームド・ラブ』あたりが
> 個人的には好みです。
> 『イディ/チャオ!マンハッタン』なんかも、
> なんとなくモリセイ関係かしら。

げっ、何も知らない。くわしく教えて下さいませ。




283. まただらとごめん O  2002/08/05 (月) 03:08
葉月さん、みなさん、こんばんは。

葉月さん。今年もレズ・ゲイ映画祭行けませんでした。
関西では、これからかしら。行かれますか?
拾物ありましたら教えてくださいね。

で。代りにというわけではないけれども。
ロベール・ブレッソン『ラルジャン』のDVDを買いました。
うれしい。
じぶんには生涯の一本候補なものです。
もちろん
ジャック・スミスやファスビンダーの諸作は強敵ですが。
で。
そのファスビンダーの『ベルリン・アレキサンダー広場』が
字幕付きで公開されるようです。
うれしい。独逸語も英語もからきしなもので。
こちらは、いずれ関西でもかかるのではないでしょうか。
必見です。と、びくびくしながら断言しちゃおう。
で、さらに9月にはビクトル・エリセ『マルメロの陽光』
10月には『ツインピークス』のDVDが発売されるそうで
生涯の一本レースが混迷を極める下半期なようです。

で。江戸川乱歩ですが。
リンチやホドロフスキーは、実は乱歩とは合わないのではと
そんな気がするのです。
奇を衒うわけではないのですが
ブレッソンの乱歩とかって、
そんなものがあったなら案外面白かったのではないでしょうか。
100%実現不可能なわけですが。
乱歩作品は、
物語を語ろうとしたりフェチシズムを前面に押し出すより
字義通りの意味合いで、ストイックに映像化された方が、
より薫り立つものではと思うのです。
どうかしら。
あとは、
それこそシュバンクマイエルなんてのもありだと思うのです。

ところで、
国内版『ジギースターダスト』30周年記念盤って
回収されたそうですね。
広告だけ見て探してもどこにもなく訊いてみたところ
そういうことらしいです。
輸入版は出回っているので、
単純に技術的な問題かもわかりませんが。
31周年になる前に出して欲しいですね。
で。ボウイーつながり。
ナイン・インチ・ネイルズの話題も出ていましたが、初期の頃、
ジム・フィータスがプロデュースしていませんでしたっけ。
ボウイーの声とフィータスの声は、
火星でもぐるりと一周したくらいにいつかどこかで似ていると。
そんな気がしていた時期もありました。
ってなんのこっちゃ。ですね。

虹男さん
竹中英太郎は素晴らしく臭い漂う絵を描いていますよね。
今に至ると佐伯俊男あたりになるのでしょうかね。
気もそぞろな絵たちですね。

またですね。だらだらすみません。
いずれ、また。




282. よろしくお願い致します O  2002/08/05 (月) 03:06
Garnetさん、はじめまして。
イディスがお好きなのですね。
『ピンク・フラミンゴ』のなかでも一番チャーミングですよね。
ホドロフスキーは、なんだかんだでもやはり。
『エル・トポ』が好きです。

アーティさん、はじめまして。
デニス・クーパー、好きです。かな。まあ、好きです。
なんだかだらだらしながらも根が潔い感じがして
その潔さに切なさを感じる余地があるように…まあ。思うのですが。

絵里さん、はじめまして。
ケネス・アンガーの「スタジオボイス」は、
8月号の「ポストモダン・リターンズ」とかいう特集のものですよね。
今、出ている号です。
ドロテア・タニングの画集は、是非欲しいですね。
洋古書屋で探してみたいと思います。
シュオブは『モネルの書』が面白いと聴きましたが、
なかなか手に入りません。お読みになってらっしゃいますか?
広く読まれるべき作家に限って手に入りづらいものですね。

sid-さん、はじめまして。
シュバンクマイエルは映像もそうですが、
そのオブジェ作品もチャーミングですよね。
リカさんも仰っている
『ジャバウォッキー』なんかも含んだ短編集も
最近DVD化されたようですが、どれも独自のまなざしが強烈です。

団員Sさん、はじめまして。
関西までは観に行けそうもありませんが
東京であるときは、また是非お知らせください。
最近、お芝居熱がちょっぴし復活しつつあるのです。




281. ミッドナイトレーベル O  2002/08/05 (月) 02:59
鈴本香気さん
ケネス・アンガーは失礼致しました。
まさか廃盤になっているとは知りませんでした。
それでも、すでに入手されたようですね。いかがでしたか?
国内版では今のイメージフォーラム以前に
『マジック・ランタン・サイクル』の名前で
編まれた作品集がありました。
鈴本さんのところでも話題になっていたような憶えがあるのですが、
「ミッドナイト・レーベル」というところから出ていました。
なぜかLDは別のところからだったけれども。
「ミッドナイト・レーベル」は、
「カルト・ムービー」なんて言葉に乗っかって
スパイク・リーやジョン・セイルズなんかの初期作から
ハーシェル・ゴードン・ルイスなんかまで
ラインナップしていたような。
まだ、たまにレンタル屋で見掛けます。
確証はないのですが、もともとは「ぴあフィルムフェスティバル」の
特集で上映された作品の大半が中心だった気がします。
パルコかどこかだったと思うのですが。
ケネス・アンガーの作品も上映されていました。
そのころのPFFではジョン・ウォーターズもやっていたような。
どうも記憶が曖昧ですが、やはりパルコで
『ポリエステル』とかカード擦りながら観た憶えがあります。
そのころパルコ前でばったり
ジョン・ウォーターズに出会ってサインを貰いました。
まあ。渋谷のピカピカしたところでそんな映画たちを観るのは、
それはそれで愉しかったのですが、なんだか斜に構えていたかも。
ケッ!という感じ。
自分がそんな映画たちに出会ったのは、
佐藤重臣主催の「黙壷子フィルムアーカイブ」という上映会で
コンクリート打ちっぱなしの汚くって狭い空間でしたので。
まだ全然ガキんちょでしたし。
なんだか特権的な気持ちがあったのですよね。恥ずいですね。
今にして思うと馬鹿らしいのですが。つまりは、青かったのでした。
「ミッドナイト・レーベル」の中では
『ツゥインクルツゥインクルキラーカーン』
『フォービデン・ゾーン』『ドゥームド・ラブ』あたりが
個人的には好みです。
『イディ/チャオ!マンハッタン』なんかも、
なんとなくモリセイ関係かしら。




280. 盲獣希望・・・ 絵里  2002/08/03 (土) 18:21
「盲獣VS一寸法師」観たいですね。シナリオだけはタコシェで販売していたと思うのですが、(ネット販売だったかしら)今もあるでしょうか。個人的には、リリーフランキー主演(?)というところに惹かれます。あと及川光博ミッチー!!!の名前もあったような!!!・・・・すみません。
ケネスアンガーの載っていたスタジオヴォイスはつい最近のです。号数が思い出せず、すみません。でも、特集ではないのです。残念ながら。




279. みなさんありがとーございます。 sid-  2002/08/02 (金) 10:29
たくさんの情報、すごい嬉しいです!
ありがとーございます。早速問い合わせてみますね。
「アリス」ってセリフがあったんですねぇ。
私の記憶だと、映像が淡々と続いて、かすかにBGMがあったような・・・ないような。
それだけ映像が衝撃だったってことですかねぇ。
しかも1988年公開だったんですね!・・・まだちびっこでしたよ。
その頃にあんな斬新な、不思議な映画があったなんて。
でも結局、名作とかは(私の中でですが)80年代のモノとかだったりするんで、最近の技術優先映画よりはスマートに響くんでしょうね。
って、あんまり映画、詳しくないんですがね。

皆さんほんとにありがとーございました。
次は感想でもさせてもらいます。




278. 「カムイ伝」は、まだ語れません。 のぼる [URL]  2002/08/02 (金) 03:14
葉月様
ご丁寧なレス、いつもありがとうございます。
> のぼるさんとは「カムイ伝」でも好みが重なります。書いておられたことに加えて、私はこの作品にある種の官能的なモノを感じます。

そうなんですね。官能(セックス)的なもの、それと残虐性みたいなものが、小学生には刺激が強すぎた記憶があります。
感想でも、むしろガルシア=マルケスの方が書きやすい気がします。異文化だからでしょうか。「カムイ伝」は、ううん、まだまだ語れないです。日本人の、ネイティブな、深いものに触れるのが、恐いのかもしれません。カムイという言葉どおり、神のようなものを強く感じて、恐れてしまうのです。誰でも、そういう作品は一作ぐらいは持っているものなのでしょうか。
それでは、また、お邪魔させていただきます。




277. Re: 2度目です 葉月  2002/08/01 (木) 02:59
絵里さん、こんにちは(^^)

「アリス」等の情報ありがとうございます(^^)

> ちなみに、前回ドロテア・タニングの画集について書かせていただいたのですが、」絶版とのこと、申し訳ありませんでした。

いえいえ、こちらこそ情報ありがたかったです。絶版ではなく、在庫ナシと書かれてあったので、また調べてみようと思っています。

> しかし、ケネス・アンガーのビデオも絶版とは、早すぎますね。今、ケネス祭り、いえ映画祭もやっているというのに。スタジオヴォイスのインタビューはほほえましかったですね。

「スタジオヴォイス」でケネス・アンガー特集組まれてたんですか?それは最近ですか?この雑誌のインタビューおもしろいですよね。

> あと、もう一つ。今遅ればせながら、マルセル・シュウォッブ「少年十字軍」を多田智満子訳で読んでます。

「少年十字軍」は未読ですが、多田智満子さんの詩、言葉はとても好きです。訳者によって作品の印象が変わってくるんでそのあたりの比較も楽しいですね(^^)




276. シュバンクマイエル 葉月  2002/08/01 (木) 02:52
sid-さん、はじめまして。書き込みありがとうございます(^^)

> 「アートアニメーションの世界」(確かこのタイトル)という
本の表紙の片隅に「アリス」のワンシーンの写真があって。
あの独特な映像だけは鮮明に覚えていたので、

ホントにシュバンクマイエルはシュバンクマイエルにしか似ていませんよね。CGに慣れた目には特に新鮮に映るでしょう。「アリス」については、アリス好き(^^)の素天堂さん、絵里さん、リカさんが情報をくださっていますね。>皆さんありがとうございます。
入手可能なようですので、ご覧になられましたらまた感想をお聞かせくださいね〜(^^)

参考までに、当サイトでリカさんがシュバンクマイエルについてコラムを書いてくださっているのでURLを記しておきます。

http://homepage2.nifty.com/weird~/jan.htm

ところで、昔はシュワンクマイエルとあちこちで見かけたのですが、最近はシュバンクマイエル表記が多いですね。全洋画オンラインなどで検索するときはシュワンクマイエルになっていますが…どっちが正しいんでしょ??




275. Re: 乱歩 葉月  2002/08/01 (木) 02:38
鈴本香気さん>

「人間椅子」の映画化は観ていません〜。ビジュアル的にどういう椅子で誰が中に入ってたんですか?
「RAMPO」は確かに「裸のランチ」的作りですよね。でもクローネンバーグのバロウズへ対するような愛(オマージュ)がなかったのかもしれないですね〜「RAMPO」には。製作段階でなんだかややこしくモメてたし。

虹男さん>

> 小林少年というと綺麗な感じというよりは可愛いというイメージがありますよね。
> 海外の俳優で言うと名前が思い出せないんですけど寄宿舎に出ていた少年みたいな感じの少年がいいと思います。

アレクサンドル役の少年ですね。不二家のポコちゃんみたいな(笑)確かにあのくらいの体格かもしれませんね。個人的には「スタンド・バイ・ミー」の頃のリヴァー・フェニックスを推しますが。明智役は難しいですね。原作でも最初の頃とイメージが変わってきているし。嶋田久作さんは実相寺監督「屋根裏の散歩者」で明智役やってましたね。意外にもハマっていたので驚きました。原作のイメージとは違うんですけれども。

ところで、「盲獣VS一寸法師」ご覧になられた方おられますか?なんか怪獣映画のようなタイトルですが…石井輝男監督で明智が塚本晋也さんとはゼヒ観たい組み合わせです!

> >鈴木呑気さん

正確には「鈴本香気さん」です。香気さんには悪いですが、ちょっとウケてしまいました(笑)




274. Re: ご無沙汰しております。 葉月  2002/08/01 (木) 02:04
のぼるさん、お久しぶりです(^^)

> この度、江戸川乱歩編「世界短編傑作集5」をテキストに勉強会みたいなものを開くことになりました。

関東在住ならばゼヒ参加したいですが〜(T-T)
またサイト上で報告を読ませていただきますね。

> 江戸川乱歩の「盲獣」を熟読したいのですが、
> 時間がとれません(泣き)。

熟読したらしばらく外界へ出られなくなりそうですね(笑)機会がありましたら映画のほうも観てくださいね。緑魔子さんがイイ味出しています。

のぼるさんとは「カムイ伝」でも好みが重なります。書いておられたことに加えて、私はこの作品にある種の官能的なモノを感じます。HP楽しみにしてまいります。がんばってくださいね(^^)

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