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TAKESHI'S REPORT
アニメ「ポケットモンスター」に登場するタケシについてのレポート


REPORT【1】タケシの恋愛観


なんと自分がヒトメボレされてしまった!
相手はニドリーナを連れたかわいいおねえさんだ。
カスミは喜んでくれてるけど…
これでいいのか!?
恋愛とはこっちが先に燃えるものなんじゃないのか?
それとも…
そんなのはゼータクな悩みなのか!?



これはポケモン第200話「ニドリーノ ニドリーナ!タケシのバラいろのひび!?」の予告編で流れたタケシの声である。ドーブルのかわいいアーティストぶりにほのぼのとしていた私は一瞬のうちに凍りついてしまった…!え〜!ヒトメボレ?かわいいおねえさん?そしてタケシが悩んでいる…!?第195話に続き、またもやタケシがメインという嬉しさに、複雑な思いが交錯し1週間がすぎた…!
結論からいうと…タケシの恋は成就しなかった。いや、果たしてこれを恋と呼んでよいのだろうか…?
ニドリーナを連れたかわいいおねえさんの名は「ヒメカ」。
「おねえさん図鑑」にのせていいのものかどうか迷ってしまう異色のキャラクターである。
出会いは公園。
つまづき倒れそうになったヒメカさんをタケシが支え助けたところから物語は始まる…!
どっきゅーん!
わたしをたすけてくださったあなたのおなまえは?


タケシさん…すてきなお名前ですこと。
タマタマの「タ」、ケーシィーの「ケ」、シェルターの「シ」ですのね。

わたしはヒ・メ・カ
ヒメグマの「ヒ」、メリープの「メ」、カラカラの「カ」

メールアドレスをおしえてくださ〜い!

《カスミとの会話》

「もう〜!どうしたのよ〜!」
(にえきらないタケシの態度にやきもきするカスミ)
「こういうシチュエーションははじめてだから、どうやって対処していいのか…」
(とまどうタケシ)
「相手は剛速球をバンバン投げてきているんだから、ガーン!と受けとめればいいのよ!」
(乱暴なアドバイスをするカスミ)
「そうかな〜」
(やはりにえきらないタケシ)
「この恋が実らないと2度とチャンスはないわよ!」
(ひどいことをいうカスミ)
「え〜そうなのぉ〜?」
(信じてしまうタケシ)
「アタリマエよ!恋愛って相思相愛になってからが奥が深いものなのよ」
(年令のわりにすごいことをいうカスミ)
「え?そうなの!?」
(タケシの返事にのけぞるカスミ)
「でも…なんか調子でないんだよな〜
恋愛はハートが先にどきゅ〜んとこないと…」
(ためいきをつくタケシ)
かわいいおねえさんにアタックされているのに、タケシは何故とまどっているのだろうか?
タケシの態度、カスミとの会話から推察してみよう。
考察 予告編とカスミとの会話からも読み取れるように、「こっちが先に燃える」ことがタケシにとっての「恋愛」なのだ。つまりタケシはヒメカさんに「どきゅ〜ん」とこなかったのだ。それでは何故タケシはヒメカさんに燃えなかったのだろうか。

1.先にアタックされてしまったので調子がくるってしまった。

出足が遅れてしまった。ヒメカさんがアタックしてこなかったら、あるいはタケシも燃えたかもしれない…?

2.単純に好みのタイプではなかった。

ヒメカさんはかわいらしくてタケシよりは年上のようだが、今までタケシがハートを焦がしてきた「おねえさん」たちとは明らかに違うタイプだ。先にも書いたが「おねえさん」に分類してよいものか、と〜っても迷ってしまうのだ。
ジョーイさんやジュンサーさん、ポケモントレーナーとしてがんばっているおねえさん、仕事に一生懸命うちこんでいるおねえさん…タケシが思いを寄せてきたおねえさん像にはどこか共通点がある。それに比べるとヒメカさんはポケモン研究所の一人娘でお嬢さま育ち。声も服装もラブリーすぎる。「ヒメカさん」というより「ヒメカちゃん」と呼んだほうが似合いそうな雰囲気なのだ。
つまり「タケシの好みではない」のではないか!?

3.自分に似ているため無意識のうちに拒否反応が出てしまった。

これは、サトシのひとこと
「ヒメカさんて、なんかタケシみたいな人だな」
を引き合いに出すまでもないだろう。
一瞬のうちに発射されるハート光線、強引なまでのアプローチ、すらすらと出てくる「あいうえおネーミング」、定番のメールアドレスさそい文句まで、まさにタケシのオカブを丸ごと奪われた感じだ。


恋心がはなれると惜しいような…
しかしタケシの心に変化が現れた。上は、ヒメカの思い焦がれる対象が自分ではなくなったとき(第2の対象はコジロウ)のタケシの心情である。
つまりタケシは、こちらから先に好きになって、相手を追いかけることが好きなのかもしれない。さらに言えば、「おねえさん」が好きというより、「おねえさんを追いかける行為」を楽しんでいるのではないだろうか。極端に言えば、「おねえさんを追いかけてフラれて落ち込む」ことが「新しい恋を見つける原動力」になっているのではないか?この『タケシのおねえさん法則』(勝手に命名)によれば、タケシの恋が、万が一にも成就してしまうようなことがあれば、タケシは「タケシ」でなくなってしまうかもしれない。《カスミとの会話》において、「恋愛は相思相愛になってからが奥が深い」というカスミの言葉にタケシは驚いているが、ここにタケシの本質が現れている。


「相思相愛に至るまでの道のりにこそ恋愛の奥深さがある」
…というのがタケシの恋愛観の根底にあるのではないだろうか。


最初はとまどいましたが、お嬢さんの愛は自分がしっかり受け止めさせていただきます
ロケット団に襲われて寝込むヒメカさん。その傍らで彼女の父親に、こう申し出るタケシ。しかし、ヒメカさんの目にはもはや第3の対象(ドクター)しか映っておらず、結局フラれてしまうことになる。このシーンは一見、「またも懲りないやつ〜」と見えるが、もしかしたら無意識下で「成就しない恋愛」を予感していて、あえて申し出たのではないか。

タケシをある種マゾヒストのように描写してしまったが(多少は入っていると思う。個人的にはタケシのM部分に母性本能をくすぐられる(^^;))、あくまでも独自の推察ということでお許し願いたい。しかし、この「うたれ強さ」は世界一のポケモン・ブリーダーをめざす人間にとって大いに役立つはずだ。


「次の町に行けば新しい出会いが待ってるかも〜!」
…と、ラストシーンで叫ぶタケシの表情は、この回の中で一番生き生きしていた。(とまどう顔はギャグタッチすぎる(^^;))
がんばれ!タケシ!




《ヒメカさんについて》

ヒメカさんの場合、恋愛の対象を見つけるというより、憧れのウェディングドレスを身につけることが先走っていたようだ。タケシの横ではピンクのウェディングドレス姿、コジロウの横ではブルーのウェディングドレス姿、ドクターの横ではイエローのウェディングドレス姿でほほえむヒメカさん。空想の図とはいえ、かなりナルシスティックだ。でもドクターのハートも「どっきゅーん」と鳴ってとりあえずはめでたしめでたし。最初はヒメカさんをただの「ぶりっこ」だと思っていたけど、助けてくれた人のことをすぐに好きになってしまうとこなんか、最初に目に入ったものを親と信じてしまうヒナ鳥のようでかわいらしい。「おねえさん」と呼ぶには抵抗があるが、憎めないキャラクターである。
「おねえさん」のページ

《ポケモン・ネーミングについて》

わたしの名前は…「ヒ・メ・カ」
ヒメグマの「ヒ」、メリープの「メ」、カラカラの「カ」
(ヒメグマのようにあいらしく、メリープのようにふんわかやさしく、カラカラのようにさびしがりやさん…ということらしい)
タケシさん…すてきなお名前ですこと。
タマタマの「タ」、ケーシィーの「ケ」、シェルターの「シ」ですのね。
(タマタマのように強いきずな、ケーシィーのようにすてきな目、シェルターのように心の中に美しい真珠…ということらしい)
コジロウさん…すてきなお名前ですこと。
コイキングの「コ」、ジュゴンの「ジ」、ロコンの「ロ」、ウソッキーの「ウ」
(コイキングのように将来性があって、ジュゴンのようにしなやかで、ロコンのようにかわいくって、ウソッキーのようにつかみどころがない…ということらしい)
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