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吸血鬼作品リスト
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Literature(Vampire)

作品名 作家 収録本 ひとこと おすすめ
吸血鬼ドラキュラ ブラム・ストーカー 創元推理文庫「吸血鬼ドラキュラ」 ドラキュラ(吸血鬼)対ヘルシング(ハンター)という図式をうみだした吸血鬼小説の定番 ★★★★
吸血鬼カーミラ レ・ファニュ 創元推理文庫「吸血鬼カーミラ」 同性愛の香り高い美しい女吸血鬼の物語。 ★★
赤死病の仮面 エドガー・アラン・ポオ 創元推理文庫「ポオ小説全集3」 吸血鬼ものではないが、吸血鬼幻想がうまれた背景の、頽廃的ムードが表現された大傑作。 ★★★★★
地球最後の男 リチャード・マシスン ハヤカワ文庫「地球最後の男」 伝染病ですべての人類が吸血鬼化し、最後に残った男が吸血鬼たちと戦うSF作品。映画化は「オメガマン」「エンド・オブ・デイズ」 ★★
呪われた町 スティーヴン・キング 集英社文庫「呪われた町」 アメリカの平凡な田舎町が吸血鬼によって侵されていくさまは、人間による侵略にも重なるかもしれない。
幻獣の書 タニス・リー 角川書店「幻獣の書」 反キリスト教的な幻想世界に吸血鬼要素の多い魔性の女が登場する。
仲間 三島由紀夫 新潮文庫「殉教」 「吸血鬼」という言葉が一度も出てこない不思議な味わいの吸血鬼譚。 ★★★★★
ヴァンピールの会 倉橋由美子 新潮文庫「倉橋由美子の怪奇掌編」 吸血鬼たちの社交的な部分が洗練された文章で楽しめる。
影の狩人 中井英夫 三一書房「中井英夫作品集III変身」 連作「とらんぷ譚」の中の美しい一組。 ★★★
森の彼方の地 須永朝彦 幻想文学出版局「血と薔薇のエクスタシー」 ジュネの言葉にはじまり、トランシルヴァニアへの憧憬を感じさせる吸血鬼オマージュ作品。
吸血鬼幻想 種村季弘 河出文庫「吸血鬼幻想」 吸血鬼の系譜をたどるエッセイ集。 ★★★★




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作品名 監督名 製作年 ひとこと おすすめ
魔人ドラキュラ トッド・ブラウニング 1967 ベラ・ルゴシ主演の古典的名作。女吸血鬼三人の映像ほか名シーンは多い。 ★★★
吸血鬼ドラキュラ テレンス・フィッシャー 1960 クリストファー・リーの「いわゆるドラキュラ」像が確立された。 ★★★
血とバラ ロジェ・バディム 1960 「吸血鬼カーミラ」が原作の耽美的な、また実験的映像をおりこんだ傑作。 ★★★★★
ポランスキーの吸血鬼 ロマン・ポランスキー 1967 吸血鬼パロディ映画の傑作。監督自身が主演。妻シャロン・テートの遺作となった。 ★★
ハンガー トニー・スコット 1983 はまり役だと期待したデヴィッド・ボウイよりもカトリーヌ・ドヌーブ、スーザン・サランドンの妖しい絡みがよい。バウハウスによる「ベラ・ルゴシの死」の演奏シーンなど吸血鬼への愛が感じられる。 ★★★
ドラキュラ フランシス・F.コッポラ 1983 ブラム・ストーカーの原作に忠実につくられた。ゲイリー・オールドマン(ヴラド公の肖像画に似ている)のドラキュラは既存のイメージをくつがえしたかもしれない。アンソニー・ホプキンスのヘルシング教授が秀逸。 ★★
ナディア マイケル・アルメレイダ 1995 デヴィッド・リンチ総指揮。ニューヨークを舞台に双子の吸血鬼(男のほうはエドガーという名)を描いたモノクロ作品。リンチとピーター・フォンダが出演。 ★★
インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア ニール・ジョーダン 1994 アン・ライス「夜明けのヴァンパイア」が原作。個々の役者のイメージが強すぎたからか(トム・クルーズ、ブラッド・ピット)、ラストの「悪魔を憐れむ歌」しか印象に残っていない。
ヴァンパイア 最期の聖戦 ジョン・カーペンター 1998 監督いわく「ワイルド・バンチ」のような吸血鬼映画。始末人ジェームズ・ウッズらも味があるが、魔鬼(最初の吸血鬼)のバイオレンスな味つけは従来になかったものだ。 ★★
フロム・ダスク・ティル・ドーン ロバート・ロドリゲス 1996 前半のギャングものから後半いきなり吸血鬼が入り乱れて登場。さすがにタランティーノの脚本はトンでいる。退治方法は対ゾンビのようである。 ★★
ブレイド スティーヴン・ノリントン 1998 どちらかといえばアクションものだが、クリス・クリストファーソンウド・キアが出演しているのがおもしろい。ハンターのウェズリー・スナイプススティーヴン・ドーフもカッコいい。 ★★
クロノス ギレルモ・デル・トロ 1992 邦題は「寄生吸血蟲」。骨董品のなかにまぎれていた装置の不気味さ。メキシコ映画独特の雰囲気がよい。 ★★★
吸血鬼ゴケミドロ 佐藤肇 1968 60年代の和製ホラーSF。額が割れるシーンなどはけっこう怖かった。ヘンなタイトルに反してペシミスティックな雰囲気が漂う。





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作品名 作家 収録本 ひとこと おすすめ
ポーの一族 萩尾望都 小学館文庫・新版「ポーの一族」他 吸血鬼ものというより、エドガーとアランという永遠の少年たちの死と記憶が綴られた「時の物語」といえるかもしれない。 ★★★★★
死女の手 水木しげる 朝日ソノラマ・サンワイド・コミックス「死女の手」 東南アジアに旅行した男が、森のピー(精霊)に血の中の魂を引き出されピーの魂をうけつけられ同族にされそうになる話。 ★★
銀河荘なの! 木原敏江 白泉社・花とゆめコミックス ビクトリアとクィーンが下宿した銀河荘の美しい住人たちは、実はトランシルヴァニア星人で永遠の命を持つ吸血鬼だった。 ★★
ビデオカメラに何が写ったか? 楳図かずお 朝日ソノラマ・恐怖文庫「こわい本14」 メキシコから美しい少女りまが転校してきて以来、まさみに異変が起こる。首の傷跡、恐ろしい怪物の悪夢。そして心の闇に戦慄がはしる。 ★★★★★
赤いくちびる 諸星大二郎 集英社・ジャンプ・スーパー・コミックス「妖怪ハンター」 朱唇観音像に封印された鬼女が現代によみがえり、少女たちにのりうつり血を求める。
ヴァンパイア 丸尾末広 青林堂「DDT」 幼い弟を置き去りにした罪悪感なのか、少年は夜になると吐き気と快楽をともないながらヴァンパイアに変身、男子中学生ばかりを襲う。 ★★★★
笑う吸血鬼 丸尾末広 秋田書店「笑う吸血鬼」 血と精液にまみれた美しい吸血鬼物語。これを狂気と呼ぶなら現実はさらに凶々しい。 ★★★★★
パースペクティブキッド ひさうちみちお 青林堂「パースペクティヴキッド」 美少年キッドをとりまく確執の中で、落ちぶれた吸血鬼が出てくる。緻密な線が美しい。 ★★★
吸血鬼幻想 坂田靖子 ジュネ・コミックス「くされ縁」他 父親という名の吸血鬼から逃れることの出来ない少年のモノローグ。妄想なのか倒錯なのか曖昧さがまた頽廃ムードをかもしている。 ★★★



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ジャンル 作品名 作家名 ひとこと 推薦者
マンガ きりとばらとほしと 石森章太郎 吸血鬼伝説を過去・現在・未来からなる3つの短編に仕上げた、幻想&ミステリー&SF的風味を持つ作品。少女マンガ家から少年SFマンガ家への作者の変身が予感される。 カミラさん
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