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百鬼夜行「妖怪コレクションシリーズ」から
牛鬼 「牛鬼」と書いて「うしおに」または「ぎゅうき」と読む。 海や川、滝の下などに棲む妖怪で、人間を一口で食べてしまうほどの大きさである。 知恵があり、美女に化けて油断したところを襲ってきたりするが、水面には本当の姿が映るので正体を見破ることができる。 執念深い性質で、退治しようとすると必ず復讐される。しかし、助けられたら恩返しをすることもあるという。
多田克己著「百鬼解読」(講談社)より